日本人なのに和食と洋食の違いを言えない!なんてことありませんか?

和食と洋食の違いを質問されて困ったことってありませんか?私は秋葉原駅で外国の方に質問されたとき、困ってしまったことがあります。

私は外国の方に、和食は日本発祥の料理、洋食は日本以外の国の料理と答えたところ、聞きたいのはそういうことじゃないと言われてしまいました。

そのとき私は、自分の国の料理を詳しく説明できない不甲斐なさに後悔しました。しかし、きっとこういう認識の日本人は多いはずです。

グローバルな世の中になってきて、多くの外国人の方が日本に来てくれています。そして日本の料理にとても興味を持っています。その国の住人が、自分たちの国の料理を説明できないなんて知ったらショックです。

この記事では、和食と洋食の違いに焦点を置き、和食と洋食について紹介していきます。この記事を読み終えると、和食と洋食の違い、自分の国の料理が説明できないという悩みが解決できます。

和食と洋食の違いって?

和食と洋食の違いは、私が外国の方に説明したことで間違いではありません。和食は日本料理ともいうように、日本発祥の料理、日本で発達した料理のことをいいます。

洋食は西洋料理ともいうように、フランス料理やイタリア料理といったヨーロッパに位置する国の料理を指すことが一般的です。

また、和食と洋食の違いとして最もわかりやすいのは、献立、メニューが異なる、使う食器が異なるといったことが挙げられます。

日本人は稲作などを行う農耕民族だったため、お米中心のメニューが多いですが、外国の方は狩りを行う狩猟民族だったため、肉中心のメニューになります。

和食とは

和食は2013年12月にユネスコ無形文化遺産に登録されました。農林水産省からユネスコに登録された和食について公表されています。

和食とは、日本人の伝統的な食文化のことで、多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重、健康的な食生活を支える栄養バランス、自然の美しさや季節の移ろいの表現、正月などの年中行事との密接な関わりがあるのが特徴です。

 

別名日本料理と言われる、日本が発祥、日本で発展した料理です。ダシ(カツオやシイタケなど)や薬味(ワサビやショウガなど)を用い、素材の味を楽しめるように、シンプルな調理工程で作られています。

和食という言葉を聞くと、お寿司や天ぷら、お刺身が和食というイメージが強いと思いますがそれだけではありません。懐石料理や精進料理といったものや、お彼岸のぼたもち、お花見、お月見のお団子も日本料理に含まれています。

また家庭科の授業で、和食は一汁三菜だと教わった人もいるかもしれません。一汁三菜は次に紹介していきます。

一汁三菜って?

一汁三菜とは、ご飯に加えて汁物1品、料理が3品という食事の形を表します。現代の一般家庭の一汁三菜とは、ご飯、汁物に加え、肉や魚のメインのおかずが1品、野菜などの副菜が2品というのが一般的です。

和食は健康的?

和食と聞くと、カロリーが低く健康的な食事だと思ってしまうと思います。しかし、カロリーが低いからといって和食のすべてが健康に良いとは限りません。

和食は食料保存のため、多くの場面で塩が用いられています。日本人がよくつかう調味料、醤油や味噌も塩が多く使われているため、日本人は塩分過多になってしまう傾向があります。

塩分過多は胃がんにかかりやすくなってしまいます。味噌汁を1食1杯を3食飲むだけで、1日に必要な塩分の70%を摂取してしまうので、気をつけたいところですね。

洋食とは

フランス料理やイタリア料理などヨーロッパ発祥の料理と、日本発祥のエビフライやハヤシライスなどが一緒になって洋食と呼ぶことが多いです。

したがって、フランス料理とイタリア料理を西洋料理、エビフライやハヤシライスを西洋風料理と区別することもあります。

洋食は肉の臭みを消すため、香辛料やハーブを調味料として使います。洋食では素材本来の味というよりも、その食材をどう美味しく調理するかに重点が置かれていることがわかりますね。

歴史

洋食の簡単な歴史を紹介していきます。洋食は幕末から明治期に、日本にいる西洋人のための料理店から始まりました。

そこで新たに生まれたのがカレーライスや、オムライス、コロッケです。

大正、昭和になると、日本人大衆向けの洋食料理店ができはじめました。

洋食は健康に悪い?

洋食はカロリーが高いや、脂質やタンパク質が多いという理由で健康に悪いイメージが強いと思います。

脂質やタンパク質を摂り過ぎると、心疾患や糖尿病にもかかりやすくなります。

しかし和食が塩分過多で胃がんになりやすいように、どのような食事でも摂り過ぎは身体に害を与えるというだけです。したがって、洋食だけが健康に悪いというわけではありません。

まとめ

和食はダシや薬味を用いた素材本来の味を生かした料理で、一汁三菜が一般的。洋食は西洋料理や日本発祥の西洋風料理の二つの言葉の意味を含んだもの。

和食も洋食も健康に良い、悪いという区別はできない。