チアシードで危険な副作用を引き起こす?原因となる4つのこと

数年前にハリウッドセレブが愛飲していることで、大きな話題となったチアシード。
日本でも、ダイエット効果や美容効果が高いことで人気に火がつき、スーパーフードとして広く知られています。

チアシードは南米原産シソ科の植物、チアの種(シード)のことで特に味はありません。
飲み物に混ぜるのはもちろん、食べ物としても摂取できる万能性も注目を集めている理由のひとつです。

そんなチアシードによって、危険な副作用が引き起こされる可能性があることを知っていますか。
安全にチアシードの高い効果を得るためにも、危険な副作用とはどのような症状があり、その原因となる4つのことについて知っておきましょう。

チアシードによる危険な副作用がある!?

通常、腹痛や下痢・おならが出やすくなる(腸ガスの発生)・便秘などの比較的軽い副作用が起こる場合があるのです。

その際は本来、摂取量の10倍の水に12時間以上つけて水分を吸収させて膨らませる、戻す作業が必要ですが、そうした摂取方法を誤っている可能性があります。
つまり正しい方法で摂取することで、こうした副作用を起こりにくくできるでしょう。

しかしチアシードによる危険な副作用もあり、吐き気や嘔吐・発疹・血液を薄くする・免疫力や血圧の低下などには注意が必要です。
これらの症状が起こる場合は、チアシードが体質に合わなかったり購入した製品の状態が良くないなどの可能性があります。

栄養価が高くて飲み物や食べ物、何にでも使えるスーパーフードのチアシードですが、摂取後に引き起こされる可能性がある危険な副作用について知っておくことは大切です。

チアシードで危険な副作用を起こす原因とは

チアシードの摂取後に、嘔吐や発疹・免疫力や血圧の低下など危険な副作用を引き起こしてしまう場合には、4つの原因が大きく関係しています。

過剰摂取

推奨されているチアシードの1日の摂取量は、乾燥した状態で10g(大さじ1杯)程度とされていますが特に味もないことから、多く摂ってしまう方も多くいます。

栄養価が高い分、過剰摂取をしてしまうとお腹を壊したり、持病がある方は何らかの影響が出てしまう可能性もあるのです。
特に腎臓病を患っていたり、機能が低下している方などは腎臓への負担がかかってしまいます。

代謝が遅れることでさらに強い副作用が起こりやすくなる恐れもあり、かえって体調を崩しやすくなる危険性もあるのです。
チアシードは1日の摂取量を守ったうえで、気になる持病などがあれば医師に確認したあとに摂取してください。

残留農薬

人気が高まっているチアシードであるからこそ、生産性を上げるために農薬のほか害虫駆除剤などの使用により、危険な副作用を引き起こしてしまう場合も多くなってきてます。

その結果、一部の輸入業者によって発売されているチアシードから規定量を超える残留農薬が検出された事例もありました。

購入者からは農薬の種類や使用量などは分からないので、副作用などによって体へ害が及ぶ危険を避けるためにも「無農薬」や「有機100%ブランド」などを選ぶこともおすすめです。

アレルギー反応

植物の種であるチアシードは、アレルギー症状を引き起こす可能性があります。

それは、マスタードやマスタードシーなどのからし類にアレルギーを持っている人に多いとされていて、チアシードに含まれるたんぱく質に対して同じように拒否反応を起こす場合もあり危険です。

吐き気や嘔吐・発疹・蕁麻疹・呼吸困難・喉の腫れのほか重症化すると、アナフィラキシーショックなどの副作用を起こす危険性もあります。
からし類が当てはまる方だけでなく、何らかのアレルギーを持っている方はチアシードの摂取はおすすめしません。

もし摂取を考えている場合は、アレルギー検査をおこなうなど問題がないか事前に医師へ確認するようにしましょう。

薬との相互作用

さまざまな栄養素を含むチアシードのなかでも特に高い効果につながるオメガ3脂肪が、一部の薬との相互作用によって体に良くない影響を及ぼすことで強い副作用を引き起こす可能性があります。

オメガ3脂肪酸には血液を促進させる作用があり、血栓をできにくくする抗凝固剤や糖尿病のインシュリン抵抗性などの血液や血圧に影響する薬を飲んでいる場合、血液を薄くしたり血圧を低下させる危険性があるのです。

他にも持病など治療中の病気があったり、気になる症状がある場合は一度医師に相談してからチアシードを摂取することをおすすめします。

まとめ

・チアシードには危険な副作用がある
・原因には過剰摂取や残留農薬、アレルギー反応、薬との相互作用などがある
・正しい摂取方法なら安全に高い効果を得られる

スーパーフードと呼ばれていて人気も高いチアシードですが、摂取方法を誤ると危険な副作用を引き起こす可能性があるのです。
またチアシードに含まれる植物ホルモンは、摂り方などを誤ると免疫力の低下につながりやすくなるともいわれています。

このように「ただ人気だから」という理由で副作用などの体への良くない影響を知らずに摂取することは危険です。

栄養価が高いチアシードで危険な副作用を起こさずに安全に摂取するためにも、1日10gの摂取量を守って10倍の水に12時間浸してきちんと戻してから使用する、正しい方法で摂取しましょう。

チアシードを正しく摂取することで、ダイエットや美容・健康に良い高い効果を安全に得ることができるようになります。