眠気覚ましや頭をスッキリさせるために多くの人に飲まれているデカビタ。
「つい飲んでしまうけど、1日何本まで飲んでいいんだろう…」「飲み過ぎたら健康に悪いの?」「飲み過ぎた時はどうしよう?」と疑問に思っていませんか?
この記事を読むことで、デカビタの健康に関する疑問を解決することができます。
私はデカビタが大好きで飲み過ぎてしまうこともあったのですが、これから紹介する内容を知ったことで、健康を考えた飲み方ができるようになりました。
この記事では、1日の基準量と飲み過ぎによる健康への影響をお伝えし、最後に飲み過ぎた時の対処法を3つ紹介します。記事を読み終えていただければ、今後デカビタと上手に付き合うことが出来るようになりますよ!
目次
デカビタとはどんな飲み物?
デカビタは、8種のビタミンとローヤルゼリーエキスを配合しており、いかにも健康に良さそうですが、体に悪い成分は入っているのでしょうか?
結論からいうと、「糖分」と「カフェイン」には少し注意が必要です。この2つの成分については、世界各国で摂取基準が定められています。それぞれの成分量から、1日何本まで飲んでいいのか、見ていきましょう。
糖分
WHO(世界保健機関)は成人の1日の糖分摂取量を総エネルギー摂取量の5%とし、1日25g程度に抑えることを推奨しています。かなり厳しい基準ですが、デカビタは容量の少ないビンタイプでも1本で1日の摂取基準を超えてしまうことが分かります。
ペットボトルタイプだと1本で約2.4倍の摂取量になりますので、かなり多くの糖分が入っていることになります。
・デカビタC(ビン):28.35g
・デカビタCダブルスーパーチャージ(ペットボトル):61g
カフェイン
EFSA(欧州食品安全機構)は成人の1日のカフェイン摂取量を400mg未満としていますので、ビンタイプは1日38本、ペットボトルタイプは1日8本飲むと危険です。
1日にこれだけ飲む方はいないと思いますが、カフェインには中毒性があるため、飲み過ぎには注意が必要です。特に気をつけなければいけないのが、妊娠中・授乳中の女性と小さな子どもです。
なぜなら、どちらもカフェインを分解するのに時間がかかってしまい、健康上のリスクがあるからです。妊娠中の場合、胎児の低体重や流産のリスクがあります。
妊娠中・授乳中の女性は1日当たり最大200mg未満、子どもは体重1kg当たり3mg未満までの摂取が望ましいので、該当する方は過度な飲み方をしないようにしましょう。
・デカビタC(ビン):10.5 mg
・デカビタCダブルスーパーチャージ(ペットボトル):50mg
デカビタの飲み過ぎは体に悪い?
デカビタを飲み過ぎると体に悪いのか?また具体的にどのような症状が表れるのでしょうか?糖分とカフェインの過剰摂取による体への影響を見ていきましょう。
肥満・糖尿病のリスクが高まる
糖分を摂り過ぎると肥満や糖尿病につながる恐れがあります。糖分は私たちの大切なエネルギー源となりますが、摂り過ぎてしまうと中性脂肪に変わり、肥満の原因になります。
私もデカビタなどの清涼飲料水を頻繁に飲んでいた時期がありましたが、その頃の写真を見返すと顔がパンパンです…飲み過ぎると確実に太りますので、飲む量には十分お気をつけください!
個人差で様々な体調不良
カフェインを摂り過ぎると、めまいや心拍数の増加、下痢などの身体症状のほか、不安や興奮などの精神症状が現れることがあります。
眠気覚ましを理由に飲んでいたのに、結果的に眠れなくなってしまうのはかなりキツイですよね。眠気覚ましの効果は一時的なものですので、長期的な健康を考えて飲む量を調整することが大切です。
デカビタを飲み過ぎた時の3つの対処法
つい毎日デカビタを飲んでしまい、体調を崩してしまう方も多いのではないでしょうか?実は、デカビタを飲み過ぎてしまっても軽い体調不良であれば自分で対処することが出来ます。
以下では3つの対処法を紹介していきます。
水を飲む
軽い症状の場合は、水を飲むと改善することがあります。なぜなら血中のカフェインの濃度を薄めることになるからです。しかし、血中のカフェイン濃度が半分になるには2〜8時間かかってしまいますので、水を飲んだ後でも、数時間は待つ必要があります。
ビタミンB1を摂る
カフェインを摂り過ぎると、ビタミンB群、特にビタミンB1が不足し、体調不良につながる恐れがあります。
また、ビタミンB1は糖分をエネルギーに変えるサポートをする役割を持っているため、中性脂肪として体に溜め込まないためにも十分な摂取が必要です。
サプリメントでも大丈夫ですが、出来るだけ色々な食品から摂取するようにしましょう。
ビタミンB1が多く含まれる食品
・豚肉
・大豆
・ウナギ
・レバー
運動をする
太ってきたと感じたら、有酸素運動が効果的です。
ジョギングやウォーキング、自転車、水泳などがあります。どれを行なっても効果は変わりませんが、週当たりの運動量が多いほど脂肪が燃焼するので、「自分はどれなら続けられるか」を考えてみましょう。
私は自転車をやっていますが、あまり激しい運動ではなく、景色も楽しむことが出来るのでオススメです。
まとめ
・デカビタの1日の基準量:糖分が非常に多いので1日1本までが望ましい。カフェインが入っているので妊娠中・授乳中の女性や子どもは特に注意が必要。
・デカビタの飲み過ぎが引き起こす症状:肥満・糖尿病、体調不良
・飲み過ぎた時の対処法:水を飲む、ビタミンB1を摂る、運動をする・レバー
一番大切なことはデカビタを飲み過ぎないように注意することです。
とはいっても、時には飲み過ぎてしまうこともあると思います。飲み過ぎてしまった時は今回紹介した3つの対処法を実践し、バランスを取っていきましょう。