手作りお菓子の定番といえばクッキー!
一度にたくさん作れるから、家族や友達、恋人にあげて、残りは自分で食べちゃおう・・・なんてわくわくしながら作ったクッキーが、生焼けだった時のショックはもう相当なものです・・・。
「このまま食べても大丈夫かな・・・?焼き直しはできるのかな・・・?」
クッキーが生焼けになってしまった時に注意すべきことや対処法をご紹介します!
目次
クッキーが生焼けで食べても腹痛の危険性はないのか
見た目はおいしそうだし、食べちゃおっかなあ・・・って考えているあなた!ちょっと待ってください!生焼けのクッキーは意外と危険なんです!
生の小麦粉に含まれている「βでんぷん」は消化がされにくく、食べてもすぐ腸へ送られます。
しかも、腸でも栄養を吸収することができないため、腸壁を刺激し、腹痛や下痢の原因にもなってしまうんです!
この「βでんぷん」は、加熱することにより「αでんぷん」となり体に吸収されるようになります。お米を炊く理由もこれと同じなんです。
人によっては少量でも腹痛などの症状が出てしまうので気をつけましょう!
海の向こうのアメリカでは、生のクッキー生地を食べたことによる健康被害が報告されています。
中でも危険なのが「志賀毒素産生性大腸菌 O121」という大腸菌。
感染してしまうと血便を含む下痢や腹痛が1週間も続いてしまいます。アメリカの話ですが、気をつけるに越したことはないですね。
クッキーを生焼けで食べたときの味
そして、最後に大事なことをもうひとつ。生焼けのクッキーは予想以上に不味いです・・・。
ザラザラしてて少ししっとりしてるのに粉っぽくて生温かい・・・とても説明できるものではありませんが、とにかくとても不味いです。
腹痛を避ける意味でも、不味くてさらにがっかりしてしまうことを避ける意味でも、生焼けクッキーを食べるのはやめておきましょう。
クッキーが生焼けかしっとりクッキーかの見分け方
生焼けなのかしっとりなのか見分けたいときは、まずクッキーを1枚割ってみましょう。
しっとりクッキーは、溶けてカラメルになった砂糖がクッキーをやわらかくしっとりさせます。割ってみて、中だけ固まっておらずフニャっとしてしまうものは生焼けです。
そしてもうひとつの見分け方は「香り」です。
生焼けのクッキーは「独特の卵臭さ」や「小麦粉のにおい」がします。これはしっとりクッキーじゃなくても同じこと。
しっかり焼けていれば材料がしっかり混ざった香ばしい匂いがします。
クッキーが生焼けになってしまった原因は?
生焼けクッキーが出来上がってしまう原因は様々あります。今後失敗しないためにも、しっかり把握して参考にしてください!
クッキー生地が分厚い
まず、クッキー生地が分厚いとなかなか熱が通らずに、生焼けになってしまいます。
レシピ通りに生地を作るとなんか薄い・・・と思うかもしれませんが、クッキーは焼けばしっかり膨らむので安心してください。
・オーブンの温度が低い
クッキーを焼く時、焼き時間と温度管理は非常に重要です!
目安としては、170度から180度のオーブンで10から15分。予熱は生地を焼くときよりもプラス20度ほど高めに設定してください!
自分の使っているオーブンの癖をしっかり把握することも大事です。
レシピ通り作ってない
まずはしっかりレシピを守りましょう!
お料理初心者にありがちなのはむやみな判断!「本当にこれでいいのかな・・・?」と思ってもレシピ通りしっかりつくれば大丈夫です!
アレンジするならまずしっかりと作れるようになってからにしましょう!
クッキーが生焼けだった場合、焼き直しは可能なの?
結論から言えば、可能です!焼き直しの方法を2つご紹介します。生焼けクッキーができてしまっても焦らないでくださいね!
オーブンで焼きなおす
もう一度オーブンに入れましょう!しかし、クッキーも鉄板も冷めてしまっていては意味がないので、しっかり予熱をしましょう!
一度焼いたクッキーなので、140度から150度ほどで記事を焼きましょう!予熱はプラス20度くらいで設定するとよいです!
「高温で一気にやっちゃえ!」は失敗の元です。高確率で焦げてしまうので、ゆっくりと焼きなおしましょう!
トースターを使ってみる
予熱して焼きなおすのは手間がかかってめんどう・・・って思う方は、思い切ってトースターを使いましょう。
でも、ただトースターに乗っけて焼くだけだと、焦げてしまい食べれなくなってしまいます。
焦げを防ぐためにクッキーを並べた上からアルミホイルをかけてあげましょう!
ただ焼き加減がわからなくなってしまうので、こまめに覗いて確認するようにするとさらに良いです!
まとめ
・生焼けクッキーは食べちゃだめ!
・生焼けにならないようにレシピ通り作る!
・生焼けクッキーができてしまったら焼き直しができる!
しっかりレシピ通り作れば生焼けは防げます!生焼けになってしまっても焼きなおす方法はあるので、安心してクッキー作りを楽しんでくださいね!!