お菓子を作りたいけどベーキングパウダーが無い・・・という状況、ありますよね。実はベーキングパウダーは、同じ作用がある他の材料で、代用できます。
この記事では、代用品を6つ紹介します。記事を読めば、わざわざベーキングパウダーを買いに行かなくても、お菓子が作れますよ!
ベーキングパウダーの特徴
ベーキングパウダーは別名「ふくらし粉」とも呼ばれ、焼き菓子に使われる膨張剤です。
成分は重曹・酸性剤・遮断剤で、水を入れると重曹と酸性剤が互いに反応して炭酸ガスが発生することで、生地を膨らませます。
酸性剤はガスの発生を促進し、遮断剤は保存中に重曹と酸性剤が反応するのを防ぐ役割があります。
重曹は単体だと、レモン汁など酸性の液体と混ぜるか加熱するとガスを発生させます。
ベーキングパウダーはあらかじめ重曹に酸性剤を入れ、水を加えるだけで膨らむようにしたものなんですね。
さらに重曹独特の臭いを抑えて味を調え、扱いやすくしたものがベーキングパウダーです。
ほとんどのベーキングパウダーには、常温で反応する酸性剤と高温で反応する酸性剤が入っています。
そのため、生地を作っているときと焼くときの2回、膨らませる作用があります。
水を加えると常温でもすぐに反応するため、生地を混ぜたらすぐに焼くのがポイントです。
ほぼ無味無臭で生地の風味を損なわず、お菓子をキメ細かくふんわり仕上げてくれるアイテムなのです。
ベーキングパウダーの代用品
生地を膨らませるうえで欠かせないものといっても、普段あまりお菓子をつくらない場合、常備していないですよね。
使いきれず余るのが目に見えるので、買うのもちょっとためらわれます。
ベーキングパウダーは、炭酸ガスを発生させて生地に気泡をつくることで膨らませています。
ということは、同じように炭酸ガスを発生させることができるものであれば、代用ができるのです。
また、台所にある食品の中で、実はもともとベーキングパウダーが含まれているものもあります。ここでは、代用品として使えるものを6つ、紹介します。
重曹
ベーキングパウダーの主成分は重曹なので、当然ですが重曹で代用できます。掃除用と食用がありますが、必ず食用を使いましょう。
重曹には独特の臭いや苦みがあり、ベーキングパウダーと同量を加えると風味に影響してしまいます。レシピの半分の量に減らしましょう。
また重曹で代用すると、アルカリ性が小麦粉中の成分と反応し、生地が黄色く仕上がる特徴があります。
生地のキメは粗く、どら焼きのような素朴な食感になるので、洋菓子より和菓子に向いています。
ドライイースト
パンを作るときに使うドライイーストでも代用できます。イースト菌と呼ばれる菌が発酵することによって炭酸ガスが発生して、生地を膨らませる作用があります。
30度くらいの温度で1時間前後寝かせる時間が必要です。また膨らむ際に糖を分解するため、甘みが少なくなります。
ベーキングパウダーに比べて気泡が大きいため弾力が強くなり、パンの香りがつくのでパンっぽい仕上がりになります。
そのため、ドーナツなどパンに近いお菓子に代用するのがおすすめです。
炭酸水
炭酸水には二酸化炭素が入っていますので、生地に加えれば炭酸ガスが発生し、膨らませることができます。
加えるとすぐに反応しますので、焼く直前に生地に混ぜ合わせるのが上手く膨らませるポイントです。
クッキーのような水分が少ない生地よりも、パンケーキなど水分多めの生地に使うほうが向いています。
卵白
卵白をしっかりと泡立ててメレンゲにすると、炭酸ガスでできる気泡の代わりになります。
ツノがピンと立って、ボールを逆さにしても落ちてこないくらいのキメ細かいメレンゲをつくりましょう。
混ぜ方が悪いと膨らまないので注意してください。ケーキを作るときの代用におすすめです。
ホットケーキミックス
簡単に膨らむホットケーキミックスには、実は最初からベーキングパウダーが含まれているんです。
小麦粉、砂糖、ベーキングパウダー、香料などをミックスしたもので、小麦粉が入っていますので生地そのものの代用として使えます。
何を作ってもホットケーキミックスの味にはなってしまいますが、材料も少なく手軽にお菓子作りが楽しめるのが良いところです。
天ぷら粉
使いきれず余りがちな天ぷら粉は、意外ですがお菓子作りにも使えます。
天ぷら粉は小麦粉、ベーキングパウダー、でん粉、卵などを配合したもの。ホットケーキミックスと同じで生地そのものの代用として使えます。
天ぷら粉は、グルテンを作りにくくして天ぷらがカラッと揚がるよう、タンパク質の量を少なくしています。
そのためケーキに使うとふんわり軽く、クッキーはサクサクな仕上がりになるのです。
ところで、片栗粉やコーンスターチは、ベーキングパウダーに似ていて代用できそうな気がしますよね。
しかし、実際は代用できません。両方とも成分はでん粉で、炭酸ガスを発生させることができないからです。
コーンスターチはベーキングパウダーの成分に含まれていることが多いですが、保存中の化学反応を防ぐ遮断剤の役割です。単品では膨らみませんので注意してください。
まとめ
上記で紹介した食品があれば、ベーキングパウダーが無くてもお菓子の生地が作れます。最後にもう一度代用品を確認しましょう。
・重曹
苦みが出るので半量にして調節する。生地が黄色っぽくキメの粗い食感になる。和菓子に向く。
・ドライイースト
温度管理と時間が必要。弾力のあるパンに近い仕上がりに。
・炭酸水
含まれている二酸化炭素が生地を膨らませる。水分多めの生地に向く。
・卵白
しっかり泡立てキメ細かいメレンゲにして使う。ケーキ向き。
・ホットケーキミックス、天ぷら粉
ベーキングパウダーが含まれた粉なので、生地そのものの代用になり手軽。
・片栗粉、コーンスターチでは代用できない
ベーキングパウダーを使ったときとまったく同じ風味や食感というわけにはいきませんが、それぞれの代用品のもつ特徴のある仕上がりになります。
作るお菓子に合わせて使い分けると、よりおいしくできますよ。ぜひ試してみてくださいね。

