プリプリの食感と甘みがたまらない人気のエビ。エビフライやエビチリなど、数多くの料理で活躍するので、食卓に並ぶ機会も多くなりますよね。
そんな食材として便利なエビですが、実は、食べ過ぎによる病気や細菌による感染症などのリスクもあるんです。
「そんなものがあったなんて、知らなかった」という人も、多いのではないでしょうか?ちょっとエビを食べるのが心配になりますよね。
この記事を読む事で、エビを食べ過ぎた場合の体へ影響や、プリン体の量と痛風のリスク、カロリーや糖質、食べていい量、ほかにエビを食べる時に気を付ける事を知ることが出来ます。
記事を読み終えると、悩みを解決する事ができ、安心してエビを食べられるようになりますよ!
目次
エビの食べ過ぎによって体に起こること
エビを食べ過ぎると、痛風のリスクが高まります。なぜなら、エビには大量のプリン体が含まれているからです。
確かに、プリン体はよく耳にしますし、なんとなく悪いって感じしますよね。ですが、本来は生命活動に必要なもので、もともと私たちの身体に備わっています。
それでは、なぜ悪いものになってしまうのでしょうか?実は、プリン体は食事によって過剰摂取すると、悪いものになってしまうんです。
体内に摂取されたプリン体は、分解されると尿酸という物質に変わります。これも日常的に体内にあり、一時的に溜め込まれた後は排泄されているものです。
しかし、一定量を超えると、排泄されず体内に蓄積するようになります。そして、蓄積した尿酸は、様々な病気を引き起こします。
痛風もその1つです。固まった尿酸に白血球が反応することで、痛風の発作が起こります。なので、エビを食べ過ぎると、痛風のリスクが高まるというわけです。
痛風になるのを防ぐためにも、プリン体の摂取量の目安を超えないよう、食事に気を配ることが重要です。
エビのプリン体の量と痛風のリスク
それでは、エビはどのくらいの量から「食べ過ぎ」なのでしょうか?プリン体の摂取量の目安と比較しつつ、ご説明します。
エビには、グラム当たり3mgほどのプリン体が含まれています。
プリン体の摂取量の目安は、1日あたり400mgと言われていますので、エビだけであれば約130g~200g食べられるというわけです。
しかし、1日3食エビだけ、なんてあり得ませんよね。エビが並ぶ食卓には、他の料理も並んでいるはずです。
実は、プリン体は、牛肉のヒレや干しシイタケ、鰹節などにも多く含まれています。さらに、プリン体は水溶性のため、鰹節などをだし汁のみに使った場合でも、摂取してしまいます。
なので、他の料理のことも考えると、200gは明らかに「食べ過ぎ」です。エビ以外の料理を含めて、プリン体の摂取量が400g以下になるよう、注意しなければいけません。
エビのカロリーや糖質について
結論から言うと、エビは低カロリー・低糖質で、とてもヘルシーな食材。具体的な数字は、以下で分けてご説明します。
カロリーについて
生や茹でた場合、100gあたり約90kcalです。種類によって多少変わりますが、100kcalは超えません。しかし、素干しやつくだ煮にすると、約2~3倍に増えてしまいます。
例えば、さくらえびの素干しは、100gあたり312kcal。約3倍になっていることがわかります。また、つくだ煮の場合は、100gあたり243kcalです。こちらも2倍以上に増えています。
糖質について
生や茹でた場合、100gあたり約0.2gです。こちらも種類によって違いますが、ほとんどが0gとなっています。しかし、加工の仕方によっては数値が大きくなります。
例えば、つくだ煮の場合は、100gあたり糖質30.0gです。味付けに砂糖を使うため、大きく増えてしまいます。
このように、カロリーや糖質は加工方法によって変わります。なるべく抑えたい場合は、生や茹でた状態で食べるようにしましょう。
食べてもいいエビの量
エビの食べ過ぎの目安はわかりましたが、毎食プリン体を計算しながら料理をするのは、ちょっと面倒ですよね。
他の料理との兼ね合いも考えると、エビは1日あたり、どのくらいの量まで食べていいのでしょうか?目安としては、50gが上限です。以下の表も参考にしてみてくださいね。
| エビの種類 | 1匹あたりの可食部の重さ | 上限量 |
| 甘エビ 中サイズ | 約5g | 約10匹 |
| 甘エビ 大サイズ | 約9g | 約5匹 |
| 車エビ 中サイズ | 約20g | 約2匹 |
| 芝エビ 中サイズ | 約9g | 約5匹 |
| 芝エビ 小サイズ | 約1.5g | 約33匹 |
例えば、だいたいエビチリに入っているくらいの大きさの、中サイズの芝エビ。お店で出てくるエビチリをイメージすると、確かに5匹くらい入っていますよね。
私は「ちょっと少ないな……」と思っていましたが、こうして見るとちょうどいい量だったことがわかります。
家で料理をする場合も、お店のメニューのエビの量をイメージして作ると、エビの適量が判断しやすいですよ。
他にエビを食べるときに気を付けること
エビを食べるときには、プリン体以外にも気を付けることが3つあります。
- 子供には1歳半~2歳頃から与える
- 腸炎ビブリオに気を付ける
- 妊娠中に食べるときは必ず加熱する
アレルギーや細菌による感染症など、エビに潜む危険は様々。詳しくご説明します。
子供には1歳半~2歳頃から与える
エビを子供に与える場合は、1歳半~2歳頃から、加熱をして切ったものを与えましょう。なぜなら、エビは消化が悪く、甲殻類アレルギーを引き起こす原因にもなるからです。
甲殻類アレルギーは、一度発症すると治りにくいと言われています。原因となる食材を摂取することで耐性ができる、というアレルギーでもないため、幼い頃から与えるのは厳禁です。
念のため、アレルギー発症のリスクが低い、せんべいなどの加工食品から与えると良いでしょう。生のエビを食べさせる場合は、3歳頃からにしてください。
腸炎ビブリオに気を付ける
生や未調理のエビの場合は、腸炎ビブリオという細菌にも気を付けましょう。この細菌は夏に増殖し、感染すると、下痢や嘔吐などの症状が現れます。
もし感染しても、ほとんどの場合は、何もせずに2日~5日過ごすだけで症状が落ち着いてきます。
しかし、まれにチアノーゼやショック症状など、重い症状が現れることがあるので、注意が必要です。夏場にエビを食べるときは、必ず調理するようにしてくださいね。
妊娠中に食べるときは必ず加熱する
妊娠中の女性がエビを食べる場合は、必ず加熱調理をします。なぜなら、リステリアという細菌も生息している恐れがあるからです。
リステリアは、加熱することで死滅します。健康な大人であれば、神経質になる必要はないくらい、ほとんど害のない細菌です。
しかし、妊娠中の女性がリステリアを体内に入れてしまうと、リステリア症を発症するリスクが高くなります。
リステリア症は、敗血症や髄膜炎など、重い症状に繋がる可能性もある病気。さらに、流産の恐れや、生まれてくる赤ちゃんに影響が出る可能性もあります。
なので、リステリアは必ず死滅させましょう。
まとめ
・エビの食べ過ぎは、痛風のリスクが高まる
・エビのプリン体は、100gあたり200~300mg
・エビのカロリーと糖質は、生か茹でた場合なら低い
・1日に食べていいエビの量は、50gまで
・エビを食べるときには、子供には1歳半~2歳頃から与えること、腸炎ビブリオが潜んでいること、妊娠中の女性は必ず加熱調理することにも気を付ける
エビは、食べ方に気を付ければ、栄養価の高い万能な食材です。使える料理の幅が広く、日々の献立の強い味方でもありますよね。ぜひ、エビの正しい食べ方を、料理に活用してくださいね!

