イカを食べ過ぎると痛風になる?身体に起きるリスクや危険性

高たんぱくで低脂質なことから、ダイエット中の人にも好まれる『イカ』。

栄養素も多く含まれメリットばかりのようにも感じますが、「いっぱい食べても大丈夫なのかな…」と、ふと疑問に思ったことってありませんか?

実はイカの食べ過ぎは身体に影響を及ぼすことがあります。良かれと思いたくさん食べたのに、体調不良や病気になってしまったら困りますよね。

しかし適量を知っていれば悪影響を受けずに食べることが可能です。

イカに含まれるさまざまな成分から、食べ過ぎによって起こること、そして適量を知って、これからも美味いイカを食べましょう。

イカの食べ過ぎによって体に起こること・危険

食べ過ぎると体調不良や病気を引き起こしてしまう、イカ。

イカに含まれる、プリン体やナトリウム、トロポミオシンなどの成分が、過剰摂取により身体に悪い影響を及ぼしてしまいます。ではどのような危険があるのでしょうか。

痛風

贅沢病と言われることもあり、一度は耳にしたことがあるかと思います。プリン体の過剰摂取により尿酸が増えることが原因。

そこから更に進み、尿酸が関節の中で結晶化し炎症することで痛みが発生する症状です。痛風になってしまうと足の指などの関節が非常に痛く、歩くこともままなりません。

高血圧

減塩の調味料や食料品が多く出回るようになり、誰もが塩分は控えたほうがいいと知っていますよね。

ナトリウムである塩分を摂りすぎると血中の水分が増え、それにより血液の量も増え、血圧が上がってしまうと言われています。

アレルギー疾患

甲殻類アレルギーはよく知られていますが、その原因であるトロポミオシン(タンパク質)は、軟体類のイカやタコにも含まれていると知っていましたか?

食べ過ぎるとアレルギー症状が出る人もいるので注意が必要です。

他にも、乾物になったスルメは消化不良を起こしやすく、胃痛・腹痛の原因になります。

また、魚介類に含まれるトリメチルアミンという成分は、過剰摂取してしまうと体内で分解が追い付かず、魚独特の臭いが体臭となって出てしまうなんてことも…。

イカの食べ過ぎでこれほどさまざまな悪影響が起こるとは、驚きですよね。

イカの食べ過ぎによる痛風のリスク

私の知人も突然激痛に襲われ、痛風を発症しました。薬を飲んでいてもしばらく痛みが続いたとのこと。

発症してしまうととても辛い痛風ですが、実はただ辛いだけではありません。

痛みが引いたからと治療をやめ、生活習慣を見直さずそのまま放っておくと、痛風の再発はもちろん、腎臓病、心筋梗塞や脳梗塞などといった命にかかわる病気にまでつながる恐れがあるのです。

痛風発作の原因である高尿酸血症は、生活習慣病とよばれる高血圧や肥満、糖尿病や脂質異常症などを併発することが非常に多く、これらを併発せずに痛風・高尿酸血症のみにとどまる人は、なんとわずか4%というデータがあります。

そして、これら生活習慣病は動脈硬化につながりやすく、そこから心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こす可能性があるのです。

1日に食べてもいいイカの量

食べ過ぎると身体に悪い影響が起きてしまうイカですが、出来ることなら悪い影響を受けずに美味しくいただきたい!

なぜならイカにはデメリットだけではなく、多くのメリットがあるから。

高たんぱくで低脂質なのでダイエットに適していることはもちろん。実は疲労回復効果のあるタウリンや、ビタミンも豊富に含まれており、他にもアミノ酸やコラーゲンなど、数々のうれしい成分がバランスよく揃っているのです。

そうと分かったらますます食べないわけにはいかないですよね。

イカの豊富な栄養を摂り、美味しくいただくために、1日に食べてもいいイカの量を知ることが大事です。

イカ1杯(約300g)に含まれるプリン体の量は、イカの種類によって若干異なりますが、およそ500㎎です。

人が1日に摂取しても良いとされるプリン体の量は400㎎。イカ1杯で軽く超えてしまいますね。

プリン体はすべての食材に含まれているので、他の食材からも摂取することを考え、イカから摂取するプリン体は100~150gが妥当です。イカ1杯の1/3から半分くらいと覚えておきましょう。

食べてもいい量さえ分かっていれば、体調不良や病気になることを恐れて我慢する必要もないですね。

イカを食べるときに気を付けること

適量を知って、これからも美味しくイカを食べられることがわかりましたが、気を付けておきたい点があります。

これを知っておかないと、いくら食べる量に気を付けていても、痛い目にあってしまうことがあるのです。

鮮度

イカは傷みやすい食材です。お店で購入する際は、鮮度の高いものを選んでください。

透明度が高く目が黒いもの、また目も胴体もふっくらしたものが新鮮な証拠です。冷凍イカはなるべくつやのあるものが良いでしょう。

アニサキス

イカなどの魚介類に寄生する、寄生虫です。芸能人がアニサキスにあたったなどと話題になることもあるほど、激痛で苦しむことになります。

魚を扱うプロの職人でも見逃してしまうことのある厄介な奴。刺身で食べる場合はさばく際によく確認し、もし見つけたら取り除きましょう。

調理する場合は60度以上のお湯で1分以上加熱すれば死滅します。イカだけに限ったことではありませんが、選ぶ際・調理する際は、危険があることを忘れずに、気を付けて食中毒を防ぎましょう。

まとめ

  • イカを食べ過ぎると体調不良や病気になる可能性がある。
  • 痛風になると更なる病気につながることがある。
  • イカは1日に1/3から半分程度なら食べてもよい。
  • 鮮度・寄生虫には気を付ける。

イカを食べ過ぎると身体に影響を及ぼしますが、適量を正しく食べるようにすれば、悪い影響は受けず、良い影響は受けることが出来ます。

ダイエットや美容、健康に良い栄養素はしっかりいただきましょう。生でも、炒めても煮ても美味しく、和洋中どんな料理にも合う『イカ』。

メリットもデメリットも理解したうえで、新しくイカを使った料理のレパートリーを増やしてみるのもいいかもしれませんね。