冬至の季節には欠かせないゆず湯。筆者も寒い季節や冬至の日にはゆずをお風呂に浮かべたりゆずの香りの入浴剤を入れたりして暖まっています♪
ただ一つ疑問が。赤ちゃんはゆず湯に入れても大丈夫なのか??赤ちゃんの肌は大人よりもデリケートということもあり不安もありますよね。
赤ちゃんはゆず湯に入れても大丈夫なのか?その疑問の解消と対策3つを詳しく解説します。
目次
冬至にはゆずを入れる理由
冬至とは一年のうちで最も昼が短く夜が長くなる日と言われています。
昔から「冬至にゆず湯に入ると健康になる、風邪をひかない、邪気を払う」などの意味があり、温泉や銭湯でもゆず湯を行うところもあります。
ゆず湯の効果については次のページでお伝えします。
そもそもゆず湯の効果って?その効果4つ!
今まで季節だからとなんとなく入っていたゆず湯にはこんな効果があります。
- 血行促進、新陳代謝の促進
- ひび、あかぎれの治癒効果
- 冬風邪の予防
- リラックス効果、美肌効果
入るだけで寒い季節にこんな良い効果があるのは嬉しいですね!でも、人によっては肌がピリピリしたりかゆくなるときがあります。尚更、赤ちゃんをゆず湯に入れて大丈夫?と思ってしまいますよね。
ゆず湯に入ると肌がピリピリしたりかゆくなるということが、「赤ちゃんはゆず湯を入れるべきではない」とされている理由でもあります。
ゆず湯は刺激が強い?赤ちゃんはゆず湯を避けるべき?
ゆずの果汁や皮には血行促進や体についた不要な垢を取り除いてくれる効果があります。
肌が丈夫な人だと嬉しい効果なのですが、肌が弱い人はピリピリとした刺激を感じたり痛みを感じることがあります。
そして赤ちゃんの肌はとてもデリケートで肌の厚さが大人の1/2~1/3程度しかありません。ゆず湯に入れることによって、必要以上に皮脂を吸い取ってしまうなどの皮膚トラブルもあります。
尚更刺激が感じることがあるゆず湯に入れるのを躊躇してしまいますよね・・。
もちろん赤ちゃんによっても個人差があります。肌が弱い赤ちゃんの場合ですと、肌のかゆみや痛み、湿疹などの皮膚トラブルを起こすことがあるので注意が必要です。
赤ちゃんとゆず湯を楽しみたい!その3つの方法とは?
ゆず湯が赤ちゃんにとって刺激になりやすいことは上の文を見て分かったと思います。とはいえ、せっかくの冬至という行事を赤ちゃんと共に味わいたい方もいますよね。
何もしないのは勿体ないです。そこで、赤ちゃんと共にゆず湯に入ったような気分を味わえる3つの方法をここで紹介します!
- ゆずを最後に浮かべる
- ゆずの香りを楽しむ
- 赤ちゃんも使えるゆずの香りがする入浴剤を使う
以上のこの3つです!ではそれぞれのやり方や理由について順番に説明していきます。
ゆずを最後に浮かべる
これは最初に普段通りふつうのお湯に浸かります。ある程度の時間、お風呂に浸かって身体が暖まってきたら最後にゆずを浴槽に浮かべます。
この時ゆずは予め水洗いしておき、皮をむいたり切ったりせずに実のままつかうことがポイントです!
理由は、ゆずの皮をむいたりゆずを切ってしまうとリモネンという刺激成分(洗剤にも使われている強い成分です)がお湯に溶け出してしまうことと、ゆずの表面には農薬がついていることもあるためしっかりと洗うことが大事です。
ちなみに、ゆずを浴槽に入れる場合はそのまま入れてもネットやガーゼなどに入れてもOKです。
そして長湯せず早めにお風呂から出ることも忘れずに!
ゆずの香りを楽しむ
それでも赤ちゃんをゆず湯に入れるのが心配な方もいると思います。
その場合は浴槽にはゆずを入れず、洗面器にお湯を張ってゆずを浮かべて香りを楽しむ方法があります!
浴槽にゆずを入れなくても洗面器にゆずを浮かべるだけでも香りが漂い、ゆず湯に入っているような感覚になりますよ♪
赤ちゃんも使えるゆずの香りがする入浴剤を使う
これは赤ちゃんをゆず湯に入れることに不安がある方だけではなく、ゆずが手に入らないときにも使えます!
〈赤ちゃんにも使える入浴剤一覧4つ(今回はゆずの香りのもののみまとめました)〉
- アース製薬 バスロマン 無添加タイプ ゆずの香り
- アース製薬 温泡 炭酸湯 こだわりゆず
- 花王 バブ ゆずの香り
- 薬用入浴剤 バスクリン ゆずの香り(生後3か月以上の赤ちゃんなら一緒に入浴できますと記載があります)
ドラッグストアやスーパー、ネットショップで売っていて手に入りやすいものの入浴剤はほとんど赤ちゃんにも使える入浴剤ばかりです。
ただ、一緒に入れるのは生後3か月以上の赤ちゃんからなど条件があるので、購入の際に確認してみてください。
赤ちゃんのお風呂に入浴剤を入れても大丈夫?
入浴剤を購入したのは良いですが、赤ちゃんを入れるお風呂に入浴剤を入れても大丈夫なのか?
先にも記述した通り、赤ちゃんの肌は大人と比べて肌の厚さが大人の1/2~1/3程度しかないため、デリケートな肌に刺激を与えないように気を付けなければなりません。赤ちゃんに入浴剤を使うタイミングは生後3か月ごろからOKです。
基本は生後3~4か月から使えます。新生児期の赤ちゃんは入浴剤を使えないのも理由があります。新生児期の赤ちゃんの肌はとても敏感であり皮膚の厚みも大人と比較すると1/2しかありません。
そのため乳児脂漏性湿疹などのトラブルに悩まされる時期でもあるので、入浴剤をはじめとする不要な刺激をできる限り控えたほうが良いです。
ただし、入浴剤ではなく沐浴剤を兼ねた入浴剤もありその場合は新生児期の赤ちゃんにも使うことができます。沐浴剤は大半はに生まれた直後に使用することを考えて作られたものなので安心して使えますね!
また生後3~4か月赤ちゃんに使う入浴剤は保湿を重視しています。
この理由として赤ちゃんは汗をかきやすく、これまで赤ちゃんを守っていた胎脂が失われ乾燥が目立ち始める時期でもあります。
特に入浴後は水分の蒸発と共にうるおいが減り乾燥が進行していきます。デリケートな赤ちゃんの肌を守るためにも保湿成分が充実した入浴剤を選びましょう!