床暖房でゴキブリが発生しやすくなる?気を付けるべき3つの注意点

「床暖房をつけると、ゴキブリが発生しやすくなってしまうのではないだろうか・・・」

床暖房があるご家庭の場合には、気温が低く寒い日には、そのようにふと疑問に思われることがあるかもしれません。

床暖房をつけた場合、住宅の温度は上がりますので、ゴキブリにとっては過ごしやすい状態になるのは間違いありません。

しかしながら、床暖房をつけたとしても、必ずしもゴキブリが発生する、というわけではありません。なぜなら、ゴキブリを発生させる一番の原因は「温度」ではないからです。

実際に、筆者の自宅には床暖房がついており、20度を下回るような気温が低めの日には床暖房をつけていますが、今までゴキブリを目にしたことは一度もありません。

この記事では、床暖房でゴキブリが発生しやすくなるのかどうかと、ゴキブリを発生させないための3つの対策をご紹介します。

もし、「床暖房をつけたいけれども、できるだけゴキブリを発生させないようにしたい」と考えているなら、ぜひこのページを読んでみてほしいです。

この記事を読み終えると、ゴキブリを発生させないための対策が分かります。

床暖房でゴキブリが発生しやすくなる?

床暖房をつけることで、ゴキブリは発生しやすくなるのでしょうか?答えはYESです。

床暖房をつけることで住宅の温度は上がりますので、寒さに弱いゴキブリにとってはありがたい環境となります。

ゴキブリは寒い時期にはあまり現れませんが、床暖房などで常に温かい温度を保っているような住宅においては、冬場でもゴキブリが残ってしまう可能性があります。

しかしながら、重要なのは、ゴキブリが発生する一番の要因は床暖房などによる「温度の上昇」ではない、ということです。

床暖房をつけていてもゴキブリが一度も発生しないこともあれば、床暖房をつけていないのに、年中ゴキブリが発生するお家もあることでしょう。

その理由は、ゴキブリが発生する一番の原因は「温度の上昇」ではなく、住宅が「不衛生であること」だからなのです。

ゴキブリの餌になってしまうようなものがあればゴキブリは寄ってきますし、逆にゴキブリの餌になるようなものがなければゴキブリは寄ってこないのです。

床暖房よりもゴキブリを発生させないために気を付けるべきこと

それでは、ゴキブリを発生させないためには、実際にどのようなことに気を付けなくてはならないのでしょうか。

気を付けなくてはならないのは、ゴキブリの餌になってしまうような生ごみや食べカスなどを放っておかないこと、また、洗面所やトイレ、お風呂場などの水回りを常にきれいに保っておくことです。

ゴキブリが発生しないような家にするポイント

では具体的には、どういった対策を取ったらよいのでしょうか。ゴキブリを発生しないような家にする3つのポイントを一つずつご説明します。

一つ目のポイント:室内を常に清潔に保つこと

具体的には、

・毎日、すべてのお部屋の掃除機をかけましょう。

・ごみ(特に生ごみ)は、ためておかずに頻繁に(可能であれば毎日)捨てましょう。

・ごはんやお菓子の食べカスがお部屋に残ってしまうようなことは避けましょう。(お菓子を食べた後は必ず掃除機をかけるなど徹底しましょう。)

・人間の髪の毛もゴキブリの餌になります。やはり小まめに掃除機をかけましょう。

二つ目のポイント:水回りを清潔に保つこと

排水溝などもゴキブリの侵入経路です。洗面所やトイレ、お風呂場なども定期的に(可能であれば毎日)掃除することを心がけてください。

また掃除をした後には、水気を拭き取ったり、お風呂場の場合には浴室乾燥機をかけたりするなど、十分に乾燥させることも大切です。

三つ目のポイント:お家の窓やドアを開けっ放しにしないこと、隙間はふさいでおくこと

非常にまれではありますが、開いている窓や玄関口のドアなどからもゴキブリが侵入してしまうことがあります。

空気の入れ替えは大切なことですが、きちんと時間を決め、むやみに開けっ放しにはしないようにしましょう。また、ちょっとした隙間からもゴキブリが侵入してしまう可能性があります。

エアコンのホースが通っている場所などにちょっとした隙間ができてしまっている場合には、テープをするなどして隙間をふさいでおきましょう。

すでに家に潜んでいるゴキブリを退治する方法

これまではゴキブリを発生させないための対策をご紹介してきましたが、ではすでにお家に潜んでいるゴキブリを退治するにはどうしたらよいのでしょうか。

すでにお家に潜んでいるゴキブリに対しては、市販のゴキブリ対策グッズを有効活用するのがおすすめです。

ゴキブリ対策グッズを使用することで、「直接ゴキブリに遭遇する」という最悪の事態は極力防ぐことができます。ゴキブリ対策グッズには、様々な種類のグッズがあります。

グッズの種類としては、置き型や殺虫剤などのスプレー型があります。また置き場所や効果がある期間もグッズによってさまざまですので、自身に合ったもの選ぶことができます。

ゴキブリ対策グッズの種類について

置き型

①室内設置用タイプ(ゴキブリが生息する可能性のあるキッチンの端などに置くタイプ)

②屋外設置用タイプ(玄関周りやベランダに置くタイプ)

※マンションなどの集合住宅の場合には、隣のお部屋からゴキブリが移動してきてしまうケースもあります。

殺虫剤などのスプレー型

③ゴキブリに直接かけるタイプ

④ゴキブリがいそうな場所にかけるタイプ(ゴキブリには直接かけないタイプ)

効果がある期間については、置き型では長いもので約1年間、スプレータイプの場合には多いもので30回ほど使えます。

対策グッズのタイプによっては、事前にお家の数か所にセットしておくことで、「直接ゴキブリに遭遇する」という最悪の事態を回避することができます。

まとめ

  • 床暖房をつけることでゴキブリは発生しやすくなる
  • ただし、ゴキブリ発生の一番の要因は「お家の温度」ではなく「不衛生であること」
  • 室内や洗面所・トイレ・お風呂場などの掃除をこまめにする、ごみ(特に生ごみ)は、ためておかずに頻繁に(可能であれば毎日)捨てるなどして、お家を清潔に保つことが一番の対策となる

床暖房をつけることでゴキブリは発生しやすくなりますが、「お家の温度」はゴキブリ発生の一番の要因ではなく、「不衛生であること」が一番の要因となります。

ゴキブリを発生させないよう、日頃からこまめに掃除をするなどして、室内を清潔に保つことが大切です。

室内を清潔に保ちながら床暖房を活用することで、快適に生活しましょう。