金属製の鍋・土鍋にカビが生えたときは？対処法や発生を防ぐ方法

涼しい気温が続いてくると、うっかり食べ物をいれたままのお鍋を放置して数日・・・恐る恐る鍋のふたを開けてみると、そこには原型をとどめていない物体Xが！なんてこと一度や二度、経験したことありますよね？

せっかく作った料理だけでなく、保存していた鍋にもカビがついてしまって、このまま鍋を使い続けていいものか悩んでしまう時があると思います。

結論から言うと、きちんと対処すればカビの生えたお鍋も使い続けることができます。この記事を通してカビの生えた鍋の対処方法を学んで、きれいなお鍋に生まれ変わらせましょう！

金属製の鍋にカビが生えた時の対処法

お手入れがしやすく、多くの人が所持しているであろう金属製の鍋。まずは金属製の鍋での対処法を見ていきましょう。

カビの生えた食べ物はキッチンペーパーなどでふき取り、燃えるゴミへ

カビの生えた食べ物を処理しましょう。キッチンペーパーや新聞紙などでふき取り、燃えるゴミとして処分して下さい。

その際にふき取ったキッチンペーパーや新聞紙はビニール袋に入れて処分すると、カビが他の場所へ飛んでいくのを防ぐことができます。くれぐれもシンクに流して処分しないようにしてください。シンク詰まりの原因になってしまいます。

食器用洗剤とスポンジを使用して洗浄

食器用洗剤とスポンジを使用して、いつも通り洗浄して下さい。その際にぬるま湯を使用して洗うと、汚れ落ちが良くなります。

鍋に水を入れ、沸騰させた状態で10分程度加熱

洗い終わった鍋にお水を８割程度入れ、沸騰させてください。沸騰した状態で、10分程度放置させるとカビを死滅させることができます。

カビは熱に強くなく90度以上で10分程度加熱を続けると、大体の種類のカビを死滅させることができます。これからも安心して鍋を使用するためにも、しっかりと沸騰させて煮沸消毒してください。

金属製の鍋にカビが生えた時に注意したいポイント

しっかりと煮沸消毒を行ってください。これで安心してお鍋を使い続けることができます。煮沸消毒だけでは、完全にカビを死滅させられているのか気になるようであれば、③の工程にお酢、またはクエン酸を大さじ１～２杯入れるようにしてください。

その後、さらにクレンザーとスポンジでこすり洗い行うと、より清潔な状態にすることができます。

土鍋にカビが生えた時の対処法

冬になると活躍する機会の増える土鍋。冬場は大活躍ですが、温かくなると自然と使う機会も減り、久しぶりに使おうと収納場所から引っ張り出してみると、カビが生えていた・・・なんてことありますよね？

続いて土鍋にカビが生えてしまった場合の対処法も見ていきましょう。

カビの生えた食べ物はキッチンペーパーなどでふき取り、燃えるゴミへ

金属製の鍋と対処方法は一緒です。燃えるゴミとして中身を処分しましょう。保存していた土鍋にカビが生えた場合は、この工程は飛ばしてください。

水とスポンジを使用して洗浄

水とスポンジを使用して、土鍋を洗ってください。土鍋を洗う場合は食器用洗剤を使用するのは避けてください。土鍋に洗剤液がしみこむ場合があります。

どうしても使用したい場合は少量使用することをお勧めします。

また、土鍋の表面は傷つきやすく、小さな傷から劣化が進み、土鍋の寿命を縮めてしまう可能性があります。土鍋を長く使用するためにも、スポンジで優しく洗うよう気を付けてください。

土鍋に水とお酢を入れ10分程度加熱

洗い終わった土鍋に８割程度のお水と大さじ２～３杯のお酢を入れて10分ほど加熱してください。お酢の殺菌効果でカビを死滅させることができます。

洗剤を大量に使用しないよう注意してください。土鍋に使われている陶器は吸水性が高く、洗剤の成分を少量ですが吸い込んでしまう場合があります。より安心して土鍋を使用するためにも、気を付けたいですね。

鍋にカビが生えるのを防ぐには？

カビが発生する条件として「栄養」・「水分」・「湿度」・「酸素」があげられます。これらをしっかり防いで、カビ防止に努めましょう。

使用後よく洗う

鍋に食品を入れたまま放置するのはやめましょう(笑)

出来ればすぐに保存容器に入れて、冷蔵庫で保管する習慣をつけられるといいですね。中身を入れ替えたお鍋はしっかりと洗い、洗い残しのないようにしてください。

よく乾燥させる

しっかりと洗い終わった後は、よく乾燥させてください。特に土鍋は表面が乾いていても内部に水分が残っている場合があります。

風通しのいい場所で、底面を上にして完全に乾燥させるようにしましょう。

湿気の多い場所を避けて収納する

収納場所は湿気の少ない場所を選んでください。シンク下など湿気の多い場所に保管する場合には、湿気取りを置くなど対策を行ってください。

また、土鍋など長時間使用しない場合があるものは、新聞紙などにくるんで湿気対策をしてから収納するようにしましょう。このひと手間でより長く土鍋を使用することができます。

まとめ

• カビの生えたお鍋でも、しっかりと対処法を行えば今後も使用することは可能
• よく洗うだけでなく、乾燥させることでカビを防止することができる

おうち時間が増えたことによって自炊にチャレンジする方も増えたと思います。ただし自炊に慣れていないと、自分が食べられる量以上に作ってしまい、せっかくの料理を腐らせてしまう方も多いと思います。

うっかり鍋にカビを発生させてしまった場合でも、しっかりと手順を踏んで処理を行えば、お鍋は今後も使用することができます！きれいになったお鍋を使って、また新たなお料理にチャレンジしてみてください。