鰹節の食べ過ぎは身体に悪い?塩分やプリン体の取りすぎ危険性を解説

昔から保存食として重宝されてきた鰹節。鰹節は出汁をとったり、お好み焼きやたこ焼き、ご飯にかけるだけでもおいしいので、食卓によく出てくるとても便利な食材のひとつです。

ですが、食べ過ぎると痛風になるとも言われていたりします。今回は、おいしくて便利な鰹節を食べ過ぎてしまったときに身体にどのような影響があるのか、塩分量や一日の摂取量などについて紹介していきます。

鰹節を食べ過ぎると身体に悪影響が出るって本当なの?

鰹節は、痛風の原因となるプリン体を多く含む食材のひとつとしてあげられます。では実際鰹節に含まれるプリン体はどこまで身体の健康に影響を与えるのでしょうか。

鰹節1gあたりに含まれているプリン体は4.933mg、プリン体の一日あたりの適量は400g以下となっています。

ということは、400g÷4.933g=約81g以上を摂取すると適量を超えてしまうということになりますが、その為には小分けにされているパックは大体2g前後ですので、40袋以上食べなければなりません。

一日にこの量はとても食べられませんし、連日摂取し続けるのも難しいとおもいます。

摂取量を超える量を毎日食べると痛風の原因になる可能性がある…ということになりますので、鰹節を食べ過ぎて痛風になるという話は気にしなくて大丈夫と言えそうですね。

鰹節を食べ過ぎると塩分も取り過ぎちゃう?

和食を作るときに欠かせない材料のひとつが鰹節ですが、塩分量はどれくらい含まれているのでしょうか。(※参考資料:12歳以上の一日摂取量の目安は、男性が食塩8g相当未満、女性は7g未満とされています)

ここでは、『削り節』と『鰹だし』からそれぞれ摂取した時の塩分量について説明していきます。

『削り節』

冷ややっこやたこ焼きにそのままかけたりする削り節の塩分含有量は1gあたり食塩0.012gとなり、小分けパック2gをまるまる使用したとしても塩分は0.024gにしかなりません。

ですので、3食で1パックずつ食べたとしても0.072gとなります。これは一日あたりの塩分摂取量目安のわずか1~2%に相当しない量なので削り節を普通に食べただけでは塩分の取りすぎにはなりません。

『鰹だし』

鰹だしをお味噌汁や煮物などの出汁として使用した場合、100mlあたり食塩は0.1gとなり、仮にお味噌汁1食分を作った場合、だいたい200mlのだしが使用されるので、その塩分は0.2gとなります。

ここに本来は味噌に含まれる塩分も加わりますが、今回は鰹だしだけの場合だけで計算しますので、3食でそれぞれ1杯ずつ飲んだとしても塩分は0.6gとなり、一日あたりの塩分摂取量の目安の8%前後となりますので、鰹だしでも塩分の取り過ぎるということにはならないでしょう。

削り節も鰹だしも日常食べる量であれば問題ありません。鰹節のうま味成分や風味を上手く活用して、減塩につなげていくことが大事だとおもいます。

鰹節を食べると良いことがある!?

健康に良いと言われている鰹節ですが、食べるとどのような効果があるのでしょうか。実は鰹節には女性に嬉しい効果がたくさんあるのです!!

  • お肌がキレイになる
  • 体脂肪を減少してくれる
  • ボディラインが崩れにくくなる
  • 疲労回復が早くなる
  • 痩せやすくなる

また、血圧を下げてくれたり、集中力がアップする、風邪をひきにくくなったりする効果もあるので本当に良いこと尽くめなのです。

鰹節のうま味の代表格である「イノシン酸」は生の鰹にはほとんど含まれておりません。鰹節を熟成させていく工程の中で増えていく成分なのですが、この「イノシン酸」が美肌や体型維持、更に風邪防止に効果を発揮してくれているんです。

ちなみに鰹節には「ヒスチジン」も含まれていて、これは食事を通して摂取すると脳内で『ヒスタミン』という成分に変わります。

脳内には満腹を感じる満腹中枢と空腹を感じる空腹中枢があり、この『ヒスタミン』は脳内に入ると満腹中枢に作用して食事の満足度が上がり、食欲を抑えてくれるという効果もあります。

鰹節でダイエットをしたい場合は摂取の適量を守り、バランスの良い食事を心がけながら是非取り入れてみてくださいね。

そして、鰹節ペプチド。こちらは疲労回復、集中力アップ、血圧を下げてくれる効果があります。吸収も早くて栄養効果も高いそうなので気になったときに食べるのもよいかもしれません。

鰹節を食べるときの注意点

鰹節にはアレルゲンはありません。ですので、鰹節についてアレルギーの心配はしなくても大丈夫ですが、気を付けなければいけないのがヒスタミン中毒です。

ヒスタミン中毒とは食中毒の一つで、ヒスチジンを持つ赤身魚に多くみられ、その中に鰹が含まれています。

ヒスタミン中毒の症状はアレルギー反応に似ており、主な症状としては食べた直後1時間以内に口周辺が赤くなる、じんましん、頭痛、発熱などです。

ヒスタミン中毒は温度管理がきちんとされていないときにおこることが多いといわれています。ただ、すぐに凍結されてしまう国産の鰹節はヒスタミン値が低く、一度に摂取する量も鰹節はあまり多くないためヒスタミン中毒になる可能性は低いと言われています。

ですが、もしも食べているときに舌がしびれるなどの症状があった場合は食べるのをやめたほうが安心ですね。

小腹がすいたときに!鰹節を使った簡単レシピ3選

クリームチーズの鰹節和え

  • クリームチーズ 45g
  • 鰹節 適量
  • 醤油 適量

おかかおにぎり

  • 鰹節   5g
  • 白ごま  大さじ2
  • 醤油   大さじ1
  • みりん  小さじ1

鰹節納豆ごはん

  • 納豆  1パック
  • 鰹節  1パック
  • ごま油 少々

まとめ

鰹節は栄養豊富で美容と健康にとても効果の食があり、昔から食べられている伝統のある食べ物です。万が一粗悪なものを摂取してしまうと身体に害を及ぼすこともあるかもしれませんので、国産の安心できるものを選ぶようにしましょう。

また、料理にそのままかけて使ったり、だしを取ってうま味と風味をアップさせたりと使い方は無限です。自分で鰹節に合うオリジナルレシピを考えるのも楽しいかもしれませんね。