生牡蠣の食べ過ぎでプリン体の摂り過ぎに!ノロウイルスの危険も解説

真牡蠣の旬の時期を迎え、スーパー等で見かける機会も増えてきた牡蠣。

おうちで楽しめるレシピも豊富にあることから、牡蠣鍋やカキフライなど牡蠣料理をおうちで楽しむ人も多い一方、最近では牡蠣専門店の飲食店も増えてきて、外食で牡蠣を楽しむ機会が増えてきた方も多いのではないでしょうか。

牡蠣専門店では生牡蠣の食べ放題を実施しているお店もあり、ついつい食べすぎてしまった・・・なんてことも。大満足でお店を出たけれど、ふと頭をよぎるのは、生牡蠣って食べすぎると体に良くないのかな?という疑問。

そこで、生牡蠣を食べすぎることによる人体への影響を解説します。冬になると何となく食べていた牡蠣、実は栄養も満点ですが、食べすぎることによるリスクを紹介します。

牡蠣の栄養素やリスクもしっかりと理解して、牡蠣の旬を味わい尽くしましょう♪

生牡蠣を食べ過ぎると身体にどんな影響がでる?

亜鉛中毒

人間の体に必要な必須ミネラル16種の一つである亜鉛。免疫力の向上や美肌・美髪効果など様々な良い影響を人体へ及ぼしてくれます。

人体で作成されることのないこの栄養素は、サプリメントなどで摂取出来るよう、様々な商品が世の中に流通しています。牡蠣はこの亜鉛を豊富に含む食材の一つとしてよく知られていますよね。

ただし、この亜鉛は食べすぎると吐き気や腹痛・下痢などの副作用を引き起こしてしまう副作用があります。体に良いからといって、適量以上に摂取するのはやめておいたほうがいいですね。

プリン体の過剰摂取

「痛風」の原因としても知られるプリン体。なんとなく体に悪いイメージもありますが、もともとプリン体は遺伝子のをつかさどる成分の一つで、生命維持活動には必要なものとなっています。

ただし、体内で処理出来る以上のプリン体を摂取してしまうと、プリン体が肝臓で処理された物質「尿酸」が関節に溜まり、炎症が起きるなどの症状を引き起こしてしまいます。

これがいわゆる「痛風」の症状となります。こちらも適量をしっかり守ったほうがいいですね。

1日に食べてもいい生牡蠣の量

それでは1日に食べてもいい生牡蠣の量はどれくらいになるのでしょうか。まずは牡蠣の栄養素を確認してみましょう。

牡蠣(生)100gあたり

カロリー:58kcal

タンパク質:6.9g

脂質:2.2g

炭水化物:4.9g

亜鉛:14mg

プリン体:184.5mg

先述した亜鉛の一日の摂取目安量が男性だと11mg、女性だと8mg(年齢などにより多少の差はあります)となり、プリン体の一日の摂取目安量は400mgとなります。

むき身の牡蠣は1個あたりおおよそ20g程度あることから、目安量として適切な個数は亜鉛の場合だと4個以上、また、プリン体の場合だと5個以上となります。

以上のことから、牡蠣は1日5個を目安に食べるのが適正な量といえますね。

生牡蠣を食べるメリット・効果

これまで生牡蠣を食べすぎることのリスクを話してきましたが、適正な量を守れば牡蠣はとっても栄養素の高い食べものです。これから牡蠣の代表的な栄養素を挙げてみます。

①亜鉛・・・人体に必要な必須ミネラルの1つ。免疫機能の促進や美肌・美髪効果などが期待される。

②グリコーゲン・・・体内でエネルギーを貯蔵しておく物質。運動の際のエネルギー源として使用され、疲れにくい体を作ったり、運動時のパフォーマンスを向上する効果がある。アスリート向けの栄養素。

③ビタミンB12・・・ビタミンの1種。貧血を予防する効果がある。貧血を気にする方に必要な栄養素。

④タウリン・・・合流アミノ酸の1種。肝臓の機能を正常に働かせる効果やコレステロールを下げる効果、血圧を下げる効果がある。お酒をよく飲まれる方などに必要な栄養素。

いかがでしょうか?牡蠣の栄養素の高さに驚いた方も多いと思います。牡蠣の高い栄養素を余すことなく摂取するために、食べ方を一工夫することによって、より効果の高い摂取が可能になります。

例えば、タウリンは熱に耐性がないため、生食で食べることによって効率的に栄養を取り入れることができます。また、亜鉛はビタミンCなどと共に摂取することによって、より吸収されやすくなります。

生牡蠣を食べる際に、よくレモン汁をかける食べ方がありますが、あれは美味しいだけでなく、より効率的に栄養を取れる食べ方だった、ということになりますね。

生牡蠣を食べるときのノロウイルスの危険性・注意点

牡蠣は美味しく、栄養価が高い食べ物ですが、生食で食べることによってリスクのある食べ物でもあります。それでは生牡蠣を食べるときの注意点として、どんなことが考えられるのでしょうか。

①適量を守る

先述している通り、牡蠣は栄養豊富な分、食べすぎると身体に副作用をもたらす食べ物です。1日5個を目安とした適量を守るようにしましょう。

②体調の悪いときは食べない

生牡蠣は体調がよくないと感じるときに食べるのを避けましょう。理由としては、牡蠣はプランクトンを主食としており、そのプランクトンにノロウイルスが含まれている場合があります。

通常であればプランクトン以外のものは排出されますが、ノロウイルスがうまく排出されず、牡蠣本体に残っている可能性があります。

体調が優れないなど、免疫力が落ちているときにこういった牡蠣を食べてしまうと、ノロウイルスに感染してしまう可能性があります。

ただし、このノロウイルス、熱に弱いという特性を持っているので牡蠣鍋など加熱された牡蠣を食べる時にはあまり考えにくいリスクとなります。

つまり、生牡蠣を食べるときに発生してしまうリスクだといえます。生牡蠣を食べる危険性を理解し、体調が優れない場合は多量に摂取するのは避けるようにしましょう。

冬になると見かける機会が増える牡蠣ですが、その栄養素と食べ過ぎることへの危険性をお伝えできたと思います。

その見た目と独特な味わいから苦手な方も多い牡蠣ですが、適量を守れば美味しく、栄養素も豊富に摂れる食材です。牡蠣が苦手な方も、この冬、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

牡蠣鍋など牡蠣の風味より、触感を楽しめるお料理から試してみることで、牡蠣の魅力を発見出来るかもしれませんね。美味しく、適量を守ってこの冬も牡蠣を楽しみましょう!