美容や健康に良いことで知られるトマトジュース。「ダイエット中で効率良く痩せたい」「最近体脂肪が気になってきた」なんて方も多いのではないでしょうか?
この記事では、トマトジュースのダイエットに効果的な成分や、太らない飲み方、選び方を紹介します。
最後まで読めば、トマトジュースの効果を最も発揮できる飲み方や知識を得ることができるでしょう。トマトジュースを生活に取り入れて、理想のカラダに一歩前進しましょう!
目次
トマトジュースのカロリーや糖質
カロリー・・・100gあたり約20kcal
トマトジュースのカロリーはあまり高くありません。コーラ100gあたりのカロリーは約42kcalですので、比べてみても低いことが分かります。
当然ですが、砂糖をたくさん使ったジュースより、トマトジュースの方が安心して飲むことができますね。
糖質・・・100gあたり約0.4g
糖質も高くありません。糖質の一日あたりの適正量は、女性約270g、男性約300gと言われています。
この量は、運動量や体重などで多少変化しますが、それらを考慮してもトマトジュースの糖質はあまり高くないことがわかります。
トマトジュースは太る飲み物?
カロリーと糖質の値からわかるように、トマトジュースは太る飲み物ではありません。
さらにそれだけでなく、トマトジュースにはいくつかの痩せやすい成分が含まれています。特に、代表的な3つの成分をご紹介します。
リコピン
リコピンはトマトに含まれる成分として有名ですね。知っている方も多いのではないでしょうか。リコピンには、ダイエットの手助けをしてくれるような作用があります。ここでは2点紹介します。
1つ目は、抗酸化作用です。抗酸化作用といえば、アンチエイジングに効果的な作用として知られています。抗酸化作用の影響により、血流が良い状態が続くことで肥満の防止に繋がります。
血流がうまく循環していると、体の中心部で温められた血液が全身に回るので、脂肪燃焼に必要な体温の上昇がスムーズに保たれるのです。
2つ目は、血糖値を下げる作用です。リコピンは、血糖値を下げる作用のあるインスリンの働きを良くします。インスリンが正しく働いていれば、糖が効率よく体内に吸収されます。
しかし、インスリンの働きが不十分で、吸収されなかった糖は中性脂肪として体内に蓄えられます。体に余分な脂肪を蓄積させないために、リコピンを積極的に摂りたいですね。
カリウム
カリウムは、むくみ解消に効果がある成分です。むくみの主な原因は、塩分を摂り過ぎることです。体は、塩分の多いものが入ってくると、それを薄めようと水分を体中に確保しようとします。
これがむくみの正体です。カリウムは塩分を排出する働きがあり、食事などで摂り過ぎた塩分を体外へ出す手助けをし、むくみ解消が期待できるのです。
むくみによって脂肪が増えるわけではありませんが、顔がパンパンに見えたり、手足が太く見えたりと良いことはありませんよね。また、水分をため込むので体重増加に繋がり、ダイエットの意識や気持ちがを下がってしまいます。
水溶性食物繊維
水溶性食物繊維は、水に溶けるとネバネバになり、この粘性が体重減少に作用します。ここでは水溶性食物繊維の3つの作用を紹介します。
1つ目は、便秘解消です。食物繊維といえば、まずこの作用が浮かびますよね。便秘によるポッコリお腹が解消されれば、見た目がスッキリし、お腹周りのサイズダウンに繋がります。
2つ目は、糖質の吸収を抑え、脂質の排出を助ける作用です。水溶性食物繊維は体内に入るとネバネバになるので、腸内をゆっくりと進みます。
これにより、糖質の吸収が穏やかになり、血糖値が緩やかに上昇します。また、脂質のひとつであるコレステロールなどとくっついて、一緒に便として排出します。脂っこい食事の際にトマトジュースを飲むと、罪悪感が減りそうで良いですね。
3つ目は、食べ過ぎ防止の作用です。水溶性食物繊維のネバネバの粘性により、腸内をゆっくり進むので腹持ちが良くなります。お腹が空きにくくなれば、間食が減ったり、次に取る食事でドカ食いが防げますね。
トマトジュースで太るのを防ぐ飲み方
では、トマトジュースの効果を十分に得て、太るのを防ぐ飲み方はどのようなものなのでしょう。2つ紹介します。
1日1杯を目安に飲む
トマトジュースは一日に一杯(約200ml)がオススメです。トマトジュースの代表的な成分であるリコピンの一日の摂取量の目安は15~20mgです。
トマトジュース一杯に含まれるリコピンの量は、16~30mgですので一日一杯が適量です。必要な栄養素は食事からしっかり摂り、トマトジュースは食事の補助として食生活のバランスを整えると良いですね。
朝に飲むのがオススメ
「トマトジュースは朝昼晩どの時間帯に摂るとリコピンの吸収が良いのか」を調べたカゴメの研究結果によると、朝に飲むのが最も吸収が良いということが明らかになりました。
朝にまずは一杯飲むことで、自然なお通じにも繋がるようです。オススメは朝ですが、昼や夜に飲むのが悪いということではありません。
脂っこくて塩分の多い食事を摂った日やむくみが気になる日は、体調に合わせて朝以外の時間帯にトマトジュースを飲んでも良いでしょう。
トマトジュースでやってはいけない飲み方
ダイエットに良いさまざまな作用があるトマトジュースですが、オススメできない飲み方があります。ここでは2つ、紹介します。
飲み過ぎに注意
トマトジュースは、カロリーも糖質も低く安心して飲むことができると紹介しましたが、飲み過ぎることはもちろん良くありません。
カロリーや糖質が低いからといってたくさん飲んでしまえば、それだけカロリーを過剰に摂取することになってしまいます。一日一杯にするなど、自分なりのルールを決めて飲み過ぎには注意しましょう。
キンキンに冷やして飲む
暑い時期や運動をしたあとのキンキンに冷えた飲み物は、とてもおいしいですよね。しかし、ダイエットを目的にするならば、トマトジュースをキンキンに冷やして飲むことは避けるべきでしょう。
冷たい飲み物は、体を冷やし体温が上がりづらくなるので、代謝が下がってしまうからです。すると、どんどんと痩せにくい体になってしまいます。
これは、トマトジュースだけでなく飲み物すべてに同じことがいえますね。どうしても冷たくして飲みたいという場合は、冷えたトマトジュースを飲んだ後に白湯を飲むなどして、胃腸の温度を下げないようにすることが大切です。
トマトジュースを選ぶときの注意点
トマトジュースを選ぶときには、次の3点に注意してみてください。
- 食塩無添加
- 砂糖不使用
- よりドロドロのものを選ぶ
食塩や砂糖が入っているタイプのトマトジュースは、むくみや肥満の原因になってしまうので避けるのが無難です。
また、ドロッとしているトマトジュースのほうが、サラサラしているものに比べて食物繊維が豊富です。さまざまな種類を試してお気に入りを見つけてください。
まとめ
トマトジュースのダイエット効果は理解できましたか?トマトジュースは、生のトマトを食べるより効率的にリコピンを摂取することができると言われています。
- キンキンに冷やして飲まない
- 毎朝一杯を目安に飲む。
- 食塩無添加、砂糖不使用のドロドロタイプを選ぶ
この点に注意して、ぜひ続けてみてくださいね。トマトジュースの効果で、健康で美しい体を目指していきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。