みなさんはさきいかにどんなイメージを持っていますか?お酒のおつまみ!
歯や顎が丈夫になりそうなので子供に食べさせたい、というプラスのイメージから、反対に臭い、塩味が強いしなんだか体に悪そう、というマイナスのイメージまで、色んな考えの方がいると思います。
実はさきいかは、食べ方次第でダイエット効果を期待できる優秀な食べ物なんです!さきいかの栄養素をよく知れば、ただ太る食べ物ではないことが分かります。
さきいかの持つ栄養素を最大限に発揮する食べ方を実践すれば、太らずにむしろダイエット、美容効果も狙って美味しくさきいかを頂くことができますよ。
さきいかのカロリー・糖質
さきいかのカロリーは100グラムあたり約279カロリーです。279カロリーと聞くと、白ご飯の普通盛り160グラムが約250カロリーなので、さきいかカロリー高いじゃん!と感じるかもしれませんが、スーパーなどで売られているさきいかは一袋30グラムほどのものが多いので、そう考えると一袋食べても約95カロリーとなります。
同じイカのおつまみ、するめは100グラムあたり約334カロリー、人気のおつまみチーたらは399カロリーなので、さきいかは比較的低カロリーなおつまみといえます。
一方で気になる糖質量ですが、糖質は炭水化物とほぼイコールなので、さきいかの糖質量は100グラムあたり約17.3グラムです。味付けに砂糖も使われているので、そちらもこの糖質量に含まれます。
おつまみ仲間のチータラの糖質は100グラムあたり13.7グラム。同じイカのおつまみ、するめと比べてみると、するめ100グラムあたりの糖質量はなんと0.4グラムで、さきいかとはかなりの差があります。
ゆえに糖質を気にされている方には注意が必要であることが分かります。とはいえ、食べ物全般で見てみると糖質が高いとは言えませんので、さきいかは一般的に低カロリー、低糖質といえるでしょう。
さきいかは太る食べ物?
さきいかには炭水化物の一種である糖質が他のおつまみに比べて多く含まれているため、食べ過ぎると太る可能性があります。また、塩分量も多いので、むくみにも注意が必要です。
しかし、さきいかには他にもたくさんの栄養素が豊富に含まれています。まず、タンパク質が非常に豊富です。タンパク質はダイエット中に積極的に摂取したい栄養素のひとつですよね。さきいか100グラムに含まれるタンパク質は実に45.5グラム。
よく“高たんぱく低カロリー”と言われる鶏むね肉でも、タンパク質の含有量が100グラムあたり23.3グラムなので、さきいかがいかに高たんぱくな食べ物であるかが分かると思います。タンパク質は代謝を助ける働きがあるので、痩せやすい身体になり運動効率があがります。
この点はダイエット効果が高いといえるでしょう。免疫力が上がったり、皮膚や髪も元気になったりと、美容効果もプラスで期待できますよね。
他にもさきいかは、タウリンと呼ばれる成分が豊富で、これはコレステロール値を下げる働きがあります、またタウリンには、疲労回復効果もあるので、こちらも“太る”要素ではないですよね。噛み応えがあり、少量で満腹感・満足感が得られる点も、非常にダイエット向きといえます。
さきいかを食べるときの注意点
さきいかはなんといっても塩分量が多く、100グラムあたり6.9グラムの塩分が含まれています。厚生労働省によるデータでは、1日における塩分摂取量の目安は男性が8グラム未満、女性が7グラム未満です。しかし現代人はすでに1日に約9.9グラムも食塩を摂取していると、こちらも厚労省が発表してい
ます。私たちはもうすでに塩分の採りすぎの生活をしているということですね。塩分はとりすぎると、身体にむくみが出たり、食欲をさらに増進させてしまうので、適量を守って食べることがとても大切です。
このようにさきいかは、食べ過ぎると塩分や糖質の過剰摂取になる危険がありますが、先ほど述べたように、さきいかはダイエットに適した栄養素もたくさん含んでいるので、食べ方や食べるタイミングに注意すれば、決して太る食べ物ではないのです。
太るのを防ぐさきいかの食べ方
食べ過ぎに注意しなければいけないさきいかですが、まず一番に意識することは、”とにかくよく噛むこと!”です。よく噛むことは色々な面でメリットがあります。よく噛むと満腹感が得られるし、一口食べると口の中に持っている時間が長いので、自然と食べる量も減ります。
また、噛むことで唾液が増え、消化酵素の分泌を促し消化を助けてくれます。なにより、さきいかって、噛めば噛むほど味が出て美味しいですよね。
お酒と一緒にさきいかだけをダラダラ食べていると、いつの間にか食べ過ぎていた!ということになりかねないので、サラダの上にパラパラとトッピングしてみたり、ほうれん草や小松菜と和えて副菜の味付けとして使ってみたり、料理に取り入れるのも効率の良い摂取方法です。
また、みなさんは間食といえば甘いものと決めつけて、高カロリーなスイーツを食べていませんか?そんな人は、間食をさきいかに置き換えてみましょう。おやつとして少量つまむ程度なら、大容量のものではなく、少量の食べきりサイズを買うのも、食べ過ぎ防止になります。
ただ、食べると匂いが気になるかもしれないので、食べる場所、タイミングは注意したほうが良さそうです。近年は、減塩タイプのものや、糖質を控えめにしたものなど、ダイエットや健康志向の人をターゲットにした商品も出ているので、チェックしてみましょう。
まとめ
- さきいかは、比較的低カロリーだが、糖質は他のおつまみに比べると高め
- さきいかにはタンパク質やタウリンなど、ダイエット効果が期待できる栄養素もある
- さきいかを食べる際は、塩分のとりすぎに注意する
- 間食に置き換える、よく噛んで食べるなど、工夫次第で太らない食べ方ができる
さきいかには塩分や糖質など、食べる際に注意が必要な点もありますが、低カロリー、高たんぱくで、身体に必要な栄養素をたくさん含んでいるので、総合してダイエット向きの食材といえます。
料理にもおやつにもなる万能食材、噛めば噛むほど美味しいさきいかを効率よく取り入れて、その魅力を存分に味わってくださいね。