枝豆薄皮が黒い、斑点があっても食べられる?黒くなる理由と見分け方

お酒のおつまみや家庭料理で定番の枝豆。栄養価も非常に高く、広く親しまれている食べ物ですよね。

その枝豆の薄皮が黒ずんでいたり、斑点ができていたりするのを見たことはありませんか?黒ずんでいたら食べられるのか不安になりますよね。

今回は、枝豆が黒くなる理由、黒ずんだ・斑点のある枝豆が食べられるか、黒い斑点ができる理由、傷んでいる枝豆の見分け方、枝豆の保存方法、新鮮な枝豆の見分け方をご紹介していきます!

枝豆の薄皮が黒くなる理由

枝豆の豆の表面にある薄皮が黒くなっていることがありますが、これは枝豆の種類によることが多いです。

実は枝豆には三種類あり、通常の枝豆(白毛豆)、茶豆、黒豆とそれぞれ特徴が違います。その種類は主にさやや薄皮の色の違いで区別できます。

黒豆

薄皮が黒っぽいのはこの黒豆なのです。黒豆とは、黒大豆が成熟する前に収穫したものでおせち料理にも入っています。有名な産地といえば、京都の丹波地方や兵庫県の篠山地方です。

黒豆特有の甘みがあり、深みのある美味しい枝豆です。旬の時期は9月下旬〜10月中旬と短く、生産量も他の豆より少なめです。

そのため市場に出回ることが少なく、普通の枝豆よりもちょっと高級な豆なんですよ。黒豆が黒いのは、薄皮にアシトシアニンという色素が作られるからです。

このアントシアニンは血液をサラサラにしたり、高血圧や動脈硬化を防ぐ役割があります。

また、抗酸化作用があるのでストレスにも良いと言われています。 つまり、黒豆はとても健康にいいんですね。

白毛豆

この種はさやが緑色で白っぽい産毛がある、一番よく見る枝豆です。上記の黒豆に対して、普通の枝豆は黒豆になる前のものを指しています。

薄皮が目立たず、味にクセがありません。関東地方で栽培されることが多いですね。

茶豆

東北地方で主に作られています。甘みが強く、独特の香りがあります。薄皮が茶色いため、このような名前になっています。

薄皮の色が違うのは枝豆に種類があるからなんですね。黒っぽくなっていても、安心して食べて大丈夫です。

枝豆のさやに黒い斑点があっても食べられる?

薄皮の色が黒ずんでいても問題ないとわかりました。では、枝豆のさやに黒い斑点がある場合はどうでしょうか?

傷んでいるかどうか判断するために、まずは枝豆の一つを取り出して中の豆の状態を見てください。

傷んでいる枝豆は、茹でていないのに豆が柔らかかったり、ぬめりがあったり、カビが生えていたりします。そのような場合には食べるのは諦めて捨てましょう。

そうではなく、中の豆が普通で固さがあり、皮の中にぬめりがなければ食べても問題ありません。

黒い斑点ができる理由

さやの表面にある斑点は栽培中の雨が原因です。枝豆は天候の影響を受けやすく、雨にあたるとさやが黒ずんでしまうのです。

このさやが中の豆をガードするので、中はほとんど影響を受けません。また、その他の理由としては農薬を控えて作られたことも考えられます。

どちらにせよ特に気にする必要はないですが、枝豆は鮮度が落ちやすいので早めに食べましょう!

枝豆が傷んでいるかどうかの見分け方

枝豆はさやだけ見ても傷んでいるかの判断が難しいですよね。以下枝豆が傷んでいるときの特徴をまとめました。

枝豆が傷んでいるときの特徴として、下記のようなものがあります。これに当てはまる場合は諦めて捨てたほうがいいでしょう。

・酸っぱいような異臭がする

・表面がぬるぬるしている、さやから豆を出すときに糸を引いている

・表皮や産毛が枯れて膨らみが少ない

・食べたら苦い

枝豆の保存方法

美味しく栄養価の高い枝豆ですが、正しく保存しないとあっという間に傷んでしまいます。ここでは枝豆の正しい保存方法をご紹介します。

生のまま保存したいときは、まず濡らした新聞紙かキッチンペーパーなどで枝豆の全体を包んでください。そして、冷蔵庫(野菜室)に保存しましょう。

また、できれば生で保存するよりも、茹でた状態で保存した方が長持ちします。茹でた後は粗熱を取り、冷蔵庫で保存してください。

ただし、枝豆はあまり日持ちしないので2〜3日以内に食べきるようにしましょう。

新鮮な枝豆の見分け方

せっかく買ってきた枝豆が傷んでいたら嫌ですよね。ここでは新鮮な枝豆の選び方を紹介します。ぜひ次からは意識して買ってみてくださいね!

・枝つきのもの(枝には枝豆の栄養となる成分が残っているため、収穫後も鮮度が落ちにくいです)

・さやが鮮やかな緑で、産毛がたくさんあるもの

・さやがふっくらしていて、実が詰まっているもの

まとめ

・枝豆には三種類あり、薄皮が黒いのは黒豆である可能性が高い

・枝豆のさやに黒い斑点があっても、必ずしも傷んでいるわけではない

・枝豆が傷んでいるときの特徴がみられたら、諦めて捨てる。

・枝豆は正しく保存をしたとしてもあまり日持ちしないので、早めに食べる。

・枝豆を買う時は、なるべく新鮮なものを選ぶ。

枝豆についていろいろなことをご紹介しました。今回ご紹介した見分け方や保存方法など、ぜひ参考にして、枝豆をおいしく召し上がってください。