ヨーグルトが腐るとどうなる?腐った場合の見分け方と注意点

ヨーグルトは健康に良いですよね。特に朝に食べるなんて人多いのではないでしょうか。頻繁に食べるなら一度で沢山買っておいて冷蔵庫に入れている人もいると思います。

しかし、乳製品全般に言えることだと思いますが、ヨーグルトが悪くなってしまった状態で食べたらお腹を壊してしまいやすいイメージがあります。いくら健康に良いからといって、かえってお腹を壊してしまったら元も子もないですよね。

そんなヨーグルトは腐っていたらどんな状態なのか、どうしたら腐らず美味しく食べられるのかをまとめてみました。もし良ければ最後まで読んでいってください。ではどうぞ!

ヨーグルトが腐るってどういう状態?

「腐る」というのは、端的に言ってしまえば「悪くなった状態」です。そんなことは知ってるよという人も多いと思いますが、具体的に何が悪いのでしょうか。空気中には様々な細菌があります。

細菌というのはいわゆる微生物の一種で、広いくくりで言えば生物です。細菌が食べ物に付着するとその食べ物から養分を得て増殖します。そして増殖するときに食べ物の見た目、味、匂いを変化させてしまします。

そしてそれを食べてしまうと人体に何らかの悪影響が出てしまうのです。細かいことを言おうとすればもっとあるのでしょうが、簡単にまとめると、これが食べ物が「悪くなった状態」、つまり、「腐る」と言うことなのです。

ヨーグルトは腐るのか、乳酸菌も細菌じゃないの?

ここで疑問に思った人もいるかもしれません。ヨーグルトは発酵食品で、乳酸菌で乳を発酵させたものです。乳酸菌も細菌だからヨーグルトはそもそも「腐っている」のではないか。しかし、そうではありません。

先に発酵という言葉を使いましたが、実は発酵と腐ること(腐敗)というのは細菌が食べ物の見た目、味、匂いを変化させることにおいて全く同じことなのです。では、何が違うのかというと、発酵は人体に悪影響がない、腐敗は人体に悪影響があるということなのです。

つまり、ヨーグルトは発酵によってできた食べ物なので初めから腐っているわけではありません。しかし、大切なのは乳酸菌ではない細菌がヨーグルトに付着して、ヨーグルトの見た目、味、匂いを変化させて人体に悪影響を与える状態になってしまったら、それは「腐っている」ということです。ヨーグルトも他の食べ物と同じ様に腐るのです。

ヨーグルトが腐ると見た目、味、匂いはどんな感じになる?

ヨーグルトも腐るということが分かったところで、実際に腐ったらどのようになってしまうのでしょうか。

見た目…カビが生えている。変色している。

カビが生えていたら一発アウトです。しかもカビは見えないところにも菌が広がっているので、取り除いて食べるのもやめましょう。変色している場合は、多少黄色みがかっている状態ならまだ大丈夫、なんて話を聞いたことはあります。

もしかしたら本当に大丈夫かもしれませんが、やめておいた方が賢明だとは思います。また、明らかに茶色くなっていたり、ピンク色になっている時は確実に腐っています。

既に開封済みで賞味期限を過ぎてしまい変色していたらそれは、ヨーグルトと空気中にいる菌とが繁殖してしまいそれで腐ってしまうのです。

開封済みのヨーグルトは賞味期限に限らず早めに食べてください。

味…酸っぱくない

普通の食べ物なら酸っぱくなっていたら腐っていると判断できますが、ヨーグルトの場合は逆です。ヨーグルトは、中の乳酸菌が買った後も生きていて、発酵が続いています。

発酵が進むと少しずつ酸っぱさは増していくので、はじめよりも酸っぱくなったなと感じてもまだ大丈夫なのです。反対にその酸っぱさがなくなってしまったら腐っていると判断して良いでしょう。

匂い…いつもと違うとアウト

少し曖昧な書き方をしましたが、あれ、なんか違うなと違和感を感じたら確実とは言えませんが腐っている可能性が高いです。明らかに鼻につーんとくるような異臭がしたらそれは確実に腐っているので食べるのはやめておきましょう。

ヨーグルトが腐るのを防ぐには?

せっかく買ったり、作ったりしたヨーグルトを腐らせて捨ててしまうことにはなりたくないですよね。どうすればヨーグルトは腐りにくいのでしょうか。

すぐに食べてしまう

普通のヨーグルトならば賞味期限が一週間程度で設定されています。

その期限内に食べてしまうのが確実ですね。保存方法が正しければまず腐っていることはないので、早めに食べてしまいましょう。

また、賞味期限はあくまで未開封で正しく保存していた場合なので、開封したらその日中か、長くとも3日以内に食べ切りましょう。当然ですが、正しい保存方法というのは冷蔵庫に入れておくことです。

砂糖・フルーツが入っていないかを確認する

気をつけておきたいことは2つです。1つは砂糖が入っていたり、フルーツが入っていたりするヨーグルトは腐りやすいので、賞味期限をきちんと確認しておきましょう。もう1つは買いすぎないことです。

たとえ毎朝食べるからと言って、一週間で食べきれないような量のヨーグルトを買っておくのはやめましょう。少し面倒かもしれませんが、こまめに買い足した方が安全です。

冷凍する

また、冷凍するという方法もあります。冷凍すると保存期間が1ヶ月ほどになります。

もし一週間以上食べるまでにかかってしまいそうな時は冷凍するのもありです。単に解凍して食べても良いし、少し手を加えてアイスクリームのようにして食べるのも美味しいと思います。

毎回、新しいスプーンを使って食べるようにする。

大きいパックの場合ですがパックから取り分けて食べる時は必ず新しいスプーンを使うようにしてください。

なぜかというと、使った後のスプーンに雑菌が付いているとそれが原因でヨーグルトの中で繁殖してしまい結果腐ってしまいます。

開封したならしっかりと蓋をして保存し当日か長くても3日ぐらいで食べきるようにしてください。

ヨーグルトの保存方法

賞味期限以内で食べるなら冷蔵庫の奥の方で横に寝かさずに立てて保存してください。

立てて保存するのはヨーグルトの上にある*乳清(ホエー)の分離が進むと水分が増えてしまい結果、蓋から漏れてしまうからです。

そしてなぜ、奥の方の保存かというと、冷蔵庫のドアポケットや扉近くだと何度も開け閉めしているうちに温度変化があると菌の活動が活発になってしまうからです。

だから、奥の方で温度が変わらないところだと菌の活動を抑えることができるし、風味も変わらず保存できるからです。

もし、どうしても期限内に食べきれない時には冷凍保存もできます。

それは、プレーンヨーグルトだと100グラムに対して大匙1強の砂糖か大匙1のはちみつ(砂糖かはちみつどちらか)を混ぜて冷凍保存してください。

そして食べる前日に冷蔵庫に移してください、ですが戻したヨーグルトは以前の風味には戻らないので注意してください。(トロトロになっています)この冷凍保存はおおよそ1カ月保存可能です。

*乳清(ホエイ)とは…牛乳または乳脂肪分からカゼイン(リンたんぱく質の一種)を除いた残りを乳清(ホエイ)といいます。体力増強に役立つ成分。

まとめ

・腐るというのは、細菌が食べ物に付着して見た目、味、匂いを変化させ、その食べ物を食べると人体に悪影響がある状態にあるということ

・ヨーグルトは発酵食品ではあるけれど、腐るので注意

・腐っているヨーグルトは見た目、味、匂いで判別できて、変化を感じたら食べるのをやめておく

・賞味期限内なら確実に腐らないので、正しく保存して食べきってしまう(冷凍してしまうのもあり)

ここまで読んでいただいてありがとうごさいます。

小さな子供から大人まで幅広く愛されているヨーグルト。でも、意外と繊細で、神経質だったヨーグルト…。

ついつい買い込んでしまったら砂糖かはちみつを混ぜてあげて冷凍庫で保存してあげてください。

それか、代わりに好きなジャムでも大丈夫です。少しだけの解凍ならヨーグルトシャーベットとして楽しめます。

私たちの食卓で幅広く活躍するヨーグルトと上手に付き合ってみませんか。

 

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