朝食やおやつに大活躍のバナナ。安くて栄養価も高く、手軽に食べられるのが魅力です。
スーパーでは一房3本〜5本入りで売られていることが多いですよね。
家族みんなで食べたり毎日食べられる場合は良いのですが、消費できずに腐らせてしまったりカビを生やしてしまうこともあると思います。
皆さんも食べるのを忘れて何日か放置してしまって、カビが生えて悲しくなった経験はありませんか。
この記事を最後まで読めば、バナナを長持ちさせる保存方法やカビが生えてしまったときの対処法がわかります!
目次
バナナにつく白いフワフワの正体はカビ
まず、バナナのカビってどんな見た目かわかりますか?
うっかりするとカビやすい食品としてパンやお餅などが挙げられますが、それらに付着するカビはほとんどが青カビと呼ばれるもので、カビというと黒や青や緑色っぽいものを想像する方も多いと思います。
バナナに発生しやすいのは白くふわふわとしたカビで、房の黒い根本部分に生えることが多いです。
カビが生えているかどうかは房の根元をよく見れば分かります。
房の切り口の黒くなっている部分に白いふわふわしたものが付着していた場合、それらは高確率でカビだと言えるでしょう。
さて、この後はその原因と対策について解説していきます。
バナナにカビが生える原因は温度・酵素・養分・水分
カビというのは色々な条件が重なることで発生します。発生条件として重要なものは温度、酸素、養分、水分です。
一般的にカビの生えやすい温度は20〜30度で、25度前後がもっとも活発になります。
夏場などは食品が傷みやすい時期ではありますが、30度を超える場合にはカビの発育は抑えられます。
冷蔵庫に入れておけば安心というわけでもなく、4〜10度で保存した場合でも時間をかけてカビは発生するようです。
次に酸素ですが、これはカビにとって必要不可欠です。酸素がない状態では発育が難しくなります。
そして養分ですが、食品には色々な栄養が含まれており、糖質というのはカビにとって重要なエネルギー源です。
この他たんぱく質や脂質、ビタミンなどがあるとさらに発生しやすくなります。バナナの豊富な栄養も、カビが発生しやすい原因になっているんですね。
バナナのカビは取り除けば食べても問題なし
バナナのカビというのは皮の根元に生えていることがほとんどです。
先ほどもお伝えしたように、カビは酸素がないと繁殖できませんので皮をむいた中の果肉部分は安全と言えます。
カビには菌糸というものがあり、無数に張り巡らされた菌糸によって増殖していきます。
バナナの場合は果肉部に酸素がありませんので、増殖は難しいでしょう。根元に近い部分が気になる場合は、上だけ切り落として食べれば安心ですね。
バナナのカビの対処法
万が一カビが生えてしまった場合でもすぐに捨ててはもったいないですが、何本も残っているとやはり気になりますよね。
そんな時は皮ごと水洗いしてしまうのもおすすめです。
バナナは皮を剥いて食べるフルーツですのでそもそも水洗いする必要もないのですが、気になるカビや菌を洗い落とせますし、追熟させるために付けられることもあるエチレンガスを洗い流すことも出来ます。
洗い流したあとはキッチンペーパーで水分をきちんと拭き取ってくださいね。
水分が残っているとそこから傷みやすくなってしまうのでお気をつけください。
バナナのカビを防ぐ保存方法
最初からカビを防げたら最後の1本まで安心して食べられますよね。出来ることならカビを生やさず、綺麗なままで保存しましょう!
まずスーパーでは透明な袋に入って売られていることがほとんとですが、買ってきたらすぐに袋から出してください。
袋に入れたままだと中が蒸れてしまってカビが生えやすくなります。
時間がなかったり面倒なときはこの状態で風通しの良い場所に置いておくだけでも十分です。
冬場は気温が低いので、暖かいリビングなどで追熟させて頂くとより美味しく食べられますよ。
保存に時間が取れる方は1本ずつ房から切り離し、ラップでぴったりと包みます。そして冷蔵庫の野菜室で保存するとかなり長持ちします。
バナナに直接冷気があたると黒く変色しやすくなりますが、中の果肉部は味や見た目にほとんど差はありません。
それでも黒くなるのが嫌な方は新聞紙でくるんだものをビニール袋に入れて保存して頂くと変色を最小限に抑えることが出来ますのでお試しください。
夏場など気温が高いときには常温で何日も置くと傷みやすくなりますので、冷蔵庫で保存するのがいちばんおすすめです。
暑い時期にひんやりとしたバナナもとても美味しいですしね。
もし生のままではなく冷凍で長期保存したい場合には、薄くスライスしたり細かくカットした状態、もしくはペースト状にして冷凍すると
長く保存することが出来ます。私も安売りされているときにはまとめ買いして冷凍しています。
マフィンやパンケーキに混ぜて焼いたりヨーグルトに入れて食べることが出来るのでとても便利です。
まとめ
・バナナにカビが生える主な原因は水分と養分
・カビが生えやすいのは房の根元部分
・バナナにカビが生えても果肉部を食べるのは問題ない
・バナナを長持ちさせる保存方法は1本ずつ切り離してラップに包み冷蔵庫へ
これでバナナを無駄に捨ててしまうこともないと思います。ぜひ皆さんも栄養豊富で美味しいバナナをたくさん楽しんでくださいね!
この記事では、いろんな野菜・果物・手作り食品のカビの対処法や防止方法を知ることができます。ぜひ参考にしてみてください。