炭酸水は、コンビニ・スーパー・ドラッグストアーなど、どこにでも目にすることができます。
ダイエットや健康促進の面から、いろいろなメリットが紹介されており、炭酸水=いい飲み物!というイメージがクローズアップされています。
実際、炭酸水を飲んで「健康的になった!」「痩せた!」などという声もあることは間違いありません。しかし、ちょっと待ってください。
炭酸水が人間の体にとって何も問題がないかと言うと、必ずしもそうではないのです。そこで、今回は、炭酸水のデメリットに焦点を当てて見ていきましょう。
まずは下記の6項目を読んでいただくと、炭酸水のデメリットの部分がわかります。
目次
炭酸水6つのデメリット
食欲増進(太る)
スポーツジムなどで運動をする前に、エネルギー消費を狙って炭酸水を飲むことがあります。このときに注意しなければいけないのは、摂取する量です。
少量の炭酸水だと、胃に適度な刺激を与えてしまい、胃が消化に備えて食べ物が入ってくるのを待っている状態になってしまいます。そうなると当然食欲が増してしまいますね。
ダイエットを目的とするのであれば、250ml程度の量は摂取するようにしましょう。そうしないと逆に太る原因になってしまいます。
疲労感を感じる
これについても、やはり摂取する量がポイントになります。適量は、新陳代謝を向上させる効果があります。(血行促進・エネルギー消費の増加)
しかし、たくさん飲むことにより、身体が酸性に近づいていき適正な状態ではなくなってしまうのです。
また、血行促進には、血中の二酸化炭素濃度が高まり、その分血中の酸素濃度が下がります。
そうなると酸素を供給するために血液をどんどん循環させていかなければならないため、体力を使うことになります。これが疲労感を感じる原因になるのです。
胃に負担がかかる
炭酸水を飲むと、二酸化炭素が胃を刺激します。適量であれば食欲のコントロールにもつながり、健康的なのです。
しかし、飲みすぎてしまうと胃炎の原因になります。胃酸が増えて胃壁に負担がかかることになるのです。
下痢や腹痛がおきる
炭酸水は便秘に効果的!と言われます。しかし、やはり飲みすぎは胃の場合同様、刺激が強くなりすぎると腸の運動が活発になり過ぎてしまいます。
その結果、下痢や腹痛を引き起こすことも。特にもともと胃腸が弱い方は気を付けましょう!
ゲップやオナラがよく出る
炭酸をたくさん飲むと、ゲップやオナラが出ますね。特に問題はないとは思いますが、電車やバス、または会議や授業中などは出すぎるのも困ったものですよね。ご注意ください。
炭酸依存症
実は炭酸を毎日毎日摂取していると、炭酸がなくてはいられない!という状態になることがあります。特に、加糖炭酸水は注意が必要です。
加糖炭酸水のデメリット
ここでは、加糖の炭酸水のデメリットを見ていきたいと思います。
太る
加糖炭酸水、いわゆる炭酸飲料については、1缶飲むと約50グラムの砂糖を摂取することになります。
そして、舌がその糖分に反応してもっとくださいもっとくださいという状態になるんです。その繰り返しがまさしく炭酸飲料のデメリット!悪循環ですよね。
血糖値などの上昇
のどが渇き、炭酸飲料を飲む場合、飲み終わっても、なぜかのどの渇きが収まらない、ということを経験したことはありませんか?
これは、血液中の糖の濃度が高くなりすぎて、脳が体に対して、糖を薄めるように指令を出します。
その場合、水などを摂取すればよいのですが、さらに炭酸飲料を摂る、ということを繰り返すと、いわゆる負のスパイラルに陥ってしまい、糖尿病のリスクが高くなってしまいます。
その他、中性脂肪の増加・心臓病のリスクも高くなってしまうのです。
運動後の摂取
ここでひとつ、書いておきたいことは、運動後の炭酸飲料の摂取についてです。無論、適正な量を摂取することは悪くはないのです。逆に、適正な量を摂取することはいい事なのです。
運動後はエネルギーを大量に消費しているため、当然血糖値も下がっています。それを補い、正常な血糖値に戻すためには適度な糖分が必要です。
しかし、適量というのはなかなか難しいもので、ついつい取り過ぎてしまうことが多いので、過剰摂取ということになってしまいます。
やはり摂りすぎてしまうと、②で書いたように、飲んでも飲んでも渇きが収まらないという現象になってしまいます。
まとめ
ここまで書いてきましたように、摂り過ぎにはとにかく注意が必要です!水分だから大丈夫、などと安易には考えないでください。
過剰摂取は、深刻な病気を引き起こす可能性が高くなりますからね。炭酸水は、飲み過ぎという点を注意することで、健康面でも大活躍してくれる頼もしい存在です。
ダイエット中の方、便秘で悩んでいる方、食欲不振の方など炭酸水を摂取することで、良い効果が現れたり、改善されていくことが多いのですから。