ホワイトチョコレートをたくさん食べたいけれど、カフェインの取り過ぎが心配で食べられない。なんてことありませんか。
実は、ホワイトチョコレートに含まれるカフェイン含有量は、一般的なダークチョコレートよりも遥かに低く、多少摂取した程度ではカフェイン中毒になることはありません。
この記事では、妊娠中、授乳中の母親、あるいは子供や赤ちゃんなどがチョコレートを安全に食べることができる分量、方法をお伝えできれば幸いです。
この記事を読み終えると、チョコレートを安心して食べられる分量が分かると思います。
目次
ホワイトチョコレートのカフェイン含有量(100g当たり)
ダークチョコレート | 30㎎ |
コーヒー | 60㎎ |
高カカオチョコレート | 68~120㎎ |
ホワイトチョコレート | 4㎎ |
なぜなら、カフェイン中毒になるのは、カフェインを1g、少なくとも200㎎摂取した場合であり、ホワイトチョコレートは100g食べてもわずか4㎎しかカフェインが入っておらず、一般的なダークチョコレートでも、100g当たり30㎎なので、700g近く食べても体に害はありません。
上の表からも分かるように、ホワイトチョコレートは他のチョコレートやコーヒーと比べてもカフェインの含有量が少ないことが分かるはずです。
カフェインを過剰に摂取すると不眠や心拍数の増加、中毒に
カフェインとは、お茶やコーヒー、ココアなどに含まれる成分の1つで、チョコレートにも含まれています。
適量の摂取であれば、脳の活性化、眠気防止、体脂肪の燃焼だけでなく、利尿作用や運動能力の向上、痛みを和らげる効果などもあり、私たちにとってむしろプラスの方向に働きます。
だからといってカフェインを摂取しすぎると、心拍数の増加、不眠や胃が荒れるばかりでなく、カフェインの強い依存性からカフェイン中毒を引き起こし、死に至る恐れがあります。カフェインの1日に摂取すると危険な量の目安は、以下の通りです。
コーヒー | 27~38杯 |
紅茶 | 50~200杯 |
緑茶 | 50杯 |
コーラ | 217杯 |
エナジードリンク | 92杯 |
眠眠打破 | 20杯 |
とは言え、ホワイトチョコレートの24倍のカフェイン含有量を含むコーヒーでさえ、1日に20杯以上飲んでも健康を害することがないので、普通にホワイトチョコレートを食べる分には問題ないでしょう。
ホワイトチョコレートは妊婦さんが普通に食べる分には問題なし
今のところ、カフェインが胎児に与える影響について、はっきりとした見解はありません。
それでも、HWOは妊婦さんが1日に摂取しても良いとされるカフェインの量を270~360㎎としています。これは、コーヒー3~4杯分(コーヒー1杯を150ml、その中に含まれるカフェインを90㎎と仮定して計算)に相当します。
ちなみに、授乳中のお母さんが1日に摂取しても良いとされるカフェインの量は、200~300㎎とされています。
つまりホワイトチョコレートに換算すると1日7キロ分を食べたとしても問題ないことになります。
それでもコーヒーでは2杯分に相当します。緑茶やエナジードリンクなどのカフェインを多く含む飲み物を飲む際は注意が必要です。
カフェインをそこまで多く含まないホワイトチョコレートやミルクチョコレートなら、普通に食べる分には問題ないでしょう。
ホワイトチョコレートは赤ちゃんや子供が食べても大丈夫?
WHOが提唱している子供、乳幼児が摂取しても問題ないとされるカフェインの量は、以下の通りです。
4~6歳 | 45㎎(板チョコ3枚分)※1 |
7~9歳 | 62.5㎎(およそ板チョコ4枚分) |
10~12歳 | 85㎎(およそ板チョコ5.7枚分) |
※1一般的なチョコレートに含まれるカフェイン含有量が100g当たり30㎎として計算。板チョコは50gと換算、板チョコに含まれるカフェイン含有量は15㎎となります。
3歳未満の乳幼児の場合、チョコレートよりも、ちゃんと栄養になるものを与えた方がいいでしょう。それでも、チョコレートを食べたからといって健康を害するような中毒や依存症になることはありません。
おやつの時間に1かけらのチョコレートを与える程度なら問題ないでしょう。
ホワイトチョコレートのカフェインを気にせず食べる方法
ホワイトチョコレートのカフェイン含有量は、他のチョコレートに比べて低いことはこれまで述べてきたと思いますが、それでも不安だという人、カフェインが苦手な方にオススメのチョコレートを3つほど紹介したいと思います。
ノンカフェイン・カフェインゼロチョコレート
カフェインが一切入っていないチョコレートのことです。
カフェインレス・ローカフェインチョコレート
カフェインが一般的なチョコレートよりも少ないチョコレート。とはいえ、少量のカフェインは含まれているので気を付けましょう。
デカフェチョコレート
チョコレートからカフェインを抜いたチョコレート
ホワイトチョコレートはカロリー高め?
ホワイトチョコレートは、カフェインが少なく妊娠中、授乳中の母親や小さい子供、乳幼児など、カフェインに弱い方でも安心して食べることができます。
しかし、その一方でカロリーが高いのもまた事実です。板チョコ1枚(約50g)に含まれるカロリーの量は、一般的なダークチョコレートが280㎉なのに対し、ホワイトチョコレートには300㎉ものカロリーが含まれています。
チョコレートは太りにくい食べ物と言われていますが、食べ過ぎには気をつけたいですね。
まとめ
最後まで読んでくれてありがとうございます。この記事で伝えたいことは、
・ホワイトチョコレートはコーヒーや緑茶、一般的なダークチョコレートと比べてもカフェインの量が少なく、妊娠中、授乳中の母親も安心して食べることができる。
・子供や乳幼児でも少量ならチョコレートやホワイトチョコレートをたべても問題ない。
・ホワイトチョコレートはカロリーが高い。
以上3点です。ホワイトチョコレートは、カフェイン含有量が非常に低いので、カフェインが苦手な方、妊娠中、授乳中の母親、子供、乳幼児に至るまで様々な方がカフェインを気にすることなく安心して食べることができるチョコレートです。