めんつゆの賞味期限 | 開封前、開封後の違い、保存方法について

万能調味料のめんつゆ。その名の通り、うどんや蕎麦のつゆとしてはもちろん、和食、洋食などさまざまな料理の調味料としても使えてとても便利ですよね!

我が家でも重宝しているめんつゆですが、先日、いつ開封したかわからないものがでてきました。期限内であった為通常通り使用しましたが、今思うと本当に良かったのか…。

そこで今回は、めんつゆの賞味期限や劣化のサイン、いつまで使っていいのか、長持ちさせ方法などを紹介していきます!

めんつゆの賞味期限

開封した後でもパッケージに記載してある賞味期限を目安にして使用している方、いませんか?筆者はそうでした。

しかし、実は賞味期限は未開封か開封後かによって変わってきます!開封前後で期限がどのくらい変わるのでしょうか?それぞれ見ていきましょう。

未開封の場合

ミツカン、ヤマキ、にんべんなどめんつゆで有名な会社の公式HPを見てみると、12ヶ月となっていました。

メーカーや商品によって若干違いはありますが、賞味期限は12ヶ月が目安といえます。

開封後の場合

色々な会社のHPのなかでも、ミツカンが開封後の期限を細かく載せていました。めんつゆのタイプ(ストレート、濃縮)によって開封後の期限は違います。

ストレート・・・開栓後約3日以内

2倍濃縮・・・開栓後2~3週間

3倍濃縮・・・開栓後1~2ヶ月

ストレートタイプですと、濃縮されたものに比べ水分量が多く塩分濃度も低いためあっという間に劣化してしまいます。

濃縮タイプは濃縮度が高いほど塩分濃度が上がる為劣化がゆるやかになります。

また、どれも「あくまで冷蔵庫で保管した場合」なので常温ですとさらに早く劣化が進んでしまうので気を付けましょう。

しかし正直、開封前後でこんなにも期限が変わってくるなんて驚きではないですか?!ストレートタイプに至っては、開封したその日に使い切るくらいのほうがよさそうですね…!

なぜ開封前と開封後で期限が変わるの

開封前ならば工場で製造された際に消毒し密封されている為、12か月と長い期限が設けられています。開封後に劣化が早まるのは2つの要因があります。

①めんつゆの成分が防腐効果に欠けるから。

②空気に触れるから。

そもそも、めんつゆは出汁、醤油、みりん、砂糖をベースに作られた調味料。塩分やアルコールなどの防腐効果がある成分をあまり含んでいない為、他の調味料より劣化しやすいのが特徴です。

その為、開封し空気に触れることで、一気にカビや雑菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。

めんつゆの賞味期限が切れたときの味や見た目

 

では、めんつゆが劣化した時はどのようになってしまうのでしょうか?味や見た目の変化について挙げていきます。以下が劣化のサインです。

・どろっとした塊になっている。

・濁りがある。

・白い沈殿物が溜まっている。浮遊物がある。

・蓋やケースにカビが生えている。

・蓋を開けた際にプシュッと音がする(ガスの発生)

・アルコール臭・酸っぱい臭いがする。

・ケースの表面に膜が張っている。

めんつゆの賞味期限が切れたらいつまで使ってもいい?

ヤマキ、桃屋はHPでめんつゆの賞味期限切れについて触れていました。両メーカーとも

「賞味期限を過ぎた商品をお召し上がりになる事はお勧めできません。」

としていました。

会社としては、それはそうですよね(苦笑)その理由として本来の味ではなくなっている、つまり風味が落ちている可能性がある為としています。

あくまで自己判断にはなりますが、先ほど紹介した劣化のサインに一つでも当てはまるものがあった場合はやめておいた方が良いでしょう。

劣化のサインがない場合ならば召し上がること自体は可能かと思います。しかし、視覚や味覚で分からなくとも確実に劣化はしている為注意が必要です。

また、これらはあくまで開封前の状態のことで、開封後の状態かつ開封前の賞味期限さえも過ぎている場合には破棄した方が良いでしょう。

めんつゆを長持ちさせる保存方法

めんつゆを少しでも長持ちさせるには保存状態が大切です。まず、未開封の場合は「高温多湿や直射日光をさけて保存」を、開封済の場合は「冷蔵庫にて立てて保存」をしっかり守ることです。

期限内に使えないと判断した場合には、速やかに冷凍保存することをおすすめします。

めんつゆの冷凍保存法

そのままボトルで冷凍庫に入れてしまうと、解凍する際に使いたいだけ解凍できず不便ですよね。そこで、製氷機を使って保存するのが簡単かつ便利です。

市販の製氷機にめんつゆをこぼさないように注いでゆき、冷凍庫に入れます。製氷機ならば自然と小分けになる為、調味料として少し使用する際にも良いですよね。

スープや炒め物など温かい料理に利用する際には凍ったキューブ状のまま投入するだけでOK、冷たい料理に使用する場合は半日ほど冷蔵庫で解凍するのが良いでしょう。

まとめ

・開封前の期限は12ヶ月

・開封後の期限は、ストレートが約3日、2倍濃縮が2~3週間、3倍濃縮が1~2ヶ月

・酸っぱい味・臭い、浮遊物・沈殿物、カビが主な劣化サイン

・おすすめの保存法は冷凍保存

開封前と開封後で賞味期限が全く違うのには驚きでしたね。めんつゆを開封後は冷凍保存を活用しつつ、計画的に使用しましょう。

今はめんつゆを使ったお手軽レシピも数多くあるので、めんつゆ料理を極めてみるのもひとつですね。