ピアスをしている人なら、「なんだか、ピアスホールや耳たぶが臭い…」と思った経験があるがある人が多いと思います。
実は、ピアスホールのイヤな臭いは簡単に解消することができます。なぜなら、ピアスホールの臭いの原因によって適切な対処することができるからです。
この記事では、ピアスホールの臭いの原因と正しい対処法とケア方法を紹介します。記事を読み終えると、今後ピアスホールの臭いを気にすることなく、快適にオシャレなピアスを楽しめます。
目次
ピアスホールの匂いが臭くなる5つの原因
1. 古くなった角質や皮脂などの老廃物
普段からピアスを着ける人でも、ピアスホール内に古くなった角質や皮脂などの老廃物が残ると臭いの原因になります。
赤みや腫れなどの炎症の症状がなく、ただ臭いが気になる時はピアスホールを洗浄しましょう。
2. 細菌感染して膿が出ている
ピアスホールに対してピアスを真っ直ぐ挿入できていないとき、ピアスホールの内壁を傷つけてしまい、細菌が感染し炎症を起こすことがあります。
この時、赤みや痛みを伴ってピアスホールのまわりが腫れ、膿が出で臭うことがあります。
3. 金属アレルギーによるかぶれ
かゆみを伴って赤くただれていたり、浸出液が出てジクジクしている症状はかぶれです。
久しぶりにピアスを着けた後にかゆみが起こる場合は、ピアス表面の加工が剥がれ落ちることによる、金属アレルギーになっているかもしれません。
強い消毒液でかぶれることもあるので、注意しましょう。
4. ピアスホールができるまでの浸出液
ピアッシングをした後、ピアスホールができるまでの過程で、ピアスホールの内壁の傷口を治そうと自然治癒力が働いて浸出液が出ます。
除菌されていないピアッサーの使用などで細菌が感染している浸出液は黄色く、ねばねばしていて臭いが強いです。
5. 表皮嚢腫(粉瘤)ができている
表皮嚢腫と粉瘤は同じようなものです。ピアスの穴をあけた時の衝撃など何らかの原因によってできた腫瘍は、圧迫すると白っぽい液状の内容物が出てきて臭います。放っておくと徐々に大きくなります。
ピアスホールの匂いが臭いときの5つの対処法
1. 石鹸で洗う
ピアスホールとその周囲に赤みや腫れなどの炎症が無ければ、入浴の際などにピアスホールを洗浄しましょう。
ふんわり泡立てたソープで優しく揉むように洗います。すすいだ後はタオルで水分を取り除きます。(95)
2. ピアスフロス
入浴時の洗浄でも臭いが取れない場合は、薬局やネットで市販されているピアスフロスを使って汚れを落とす方法があります。
細い紐をピアスホールに通して前後に動かせば、臭いの素を取り除けます。
3. 消毒ジェル
ファーストピアスが安定するまで毎日する必要があるピアスホールの消毒は、ピアスホールが完成した後でも定期的にお手入れに取り入れることで、殺菌の繁殖を防ぐ効果があります。
ピアスの挿入時にピアスホールを傷つけてしまった場合や、ピアス本体の消毒にも便利です。
4. シリコンピアス
ピアスホールが炎症している時は、アレルギー反応を起こしにくいシリコン製のピアスを着けておくと、ピアスホールが塞がるのを防ぐことができます。
病院で使用されるシリコンチューブは、直径1㎜の柔らかいチューブで、内部に膿が溜まらないよう排泄を促します。
5. 病院を受診する
ピアスホールとその周囲にかゆみが続いたり、赤く腫れて炎症している場合や膿が出ている時には、早めに病院を受診しましょう。
また、しこりがある場合は粉瘤やケロイド体質の可能性もあります。
ピアスホールに炎症があるとき気を付けること
炎症で赤く腫れているピアスホールは、通常時よりもホールが小さくなっているので、ピアスを挿入するときに傷が付きやすくなっています。
ピアスホールの内壁もデリケートになっているので、アクセサリーピアスを着けるのは避けましょう。
全くピアスをしないでおくとピアスホールが閉じてしまう可能性があるので、アレルギーの出にくいチタンや樹脂ピアスを着けておきます。
消毒など普段のケアで回復しない場合は、病院に受診して適切に治療しましょう。
ピアスホールの臭い対策に有効なケア5つ
1. ピアスの脱着はきれいな手で
ピアスを脱着する際にはきれいな手で行いましょう。ピアスホールが安定している状態を保つためには、手指からピアスやピアスホールに雑菌が付着するのを防ぐことが大切です。
2. ピアスホールを清潔に保つ
ピアスホールは普段からお手入れして清潔に保つようにしましょう。アカが溜まる前に、毎日ピアスホールを洗浄したり、フロスを使ってケアしていれば臭いが気になることも少なくなります。
3. つけっぱなしにしない
ファーストピアス以外で毎日同じピアスを着けっぱなしにするのは、ピアスホールが不潔になりやすいので避けましょう。
ピアスとピアスホール就寝時にピアスで耳が圧迫されて、ピアスホールにピアスがめり込んで埋まってしまうトラブルになることもあります。
4. ピアス自体の汚れを落とす
ピアスホールと手指だけでなく、ピアス本体とキャッチの消毒もピアスホールの臭いケアには有効です。
ピアスの脱着時にピアス専用の消毒ジェルを使う習慣を取り入れることで、ピアスホールへの雑菌の感染を防ぎ、炎症が起きにくくなります。
5. 真空保管でサビ防止
流行のファッションピアスは表面を加工しているものが多いので、何か月か放置していると変色しサビてしまいます。
その状態でピアスを装着してしまうと、金属アレルギーを引き起こしやすくなります。発色を保つためにもピアスを小さな真空袋に入れて保管しておきましょう。
ピアスコート剤がアレルギー対策になる
もともと金属アレルギーではなかった人でも、ピアスを着け続けることで金属アレルギーになることがあります。
金属アレルギーの予防には、金属の表面に膜を張るコート剤を使用すると良いでしょう。使い方は、マニキュアのような小さなハケでピアス本体とキャッチを塗るだけです。
コート剤をまめに塗り直せば、金属アレルギーがある人でも、安くておしゃれな流行りのデザインピアスを楽しめます。
まとめ
・ピアスホールの臭いの原因は、老廃物・炎症による膿・かぶれ・浸出液・表皮嚢腫がある
・ピアスホールが臭う時は、ピアス専用のフロスや消毒ジェルで対処する
・普段からピアスホールを清潔に保つことでピアスホールの嫌な臭いの発生を防ぐことができる
ピアスホールは日ごろのケアを習慣にすることで、嫌な臭いの発生を防ぐことができます。ピアスホールの臭いを気にすることなく、オシャレを楽しんでいただけます。