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大根に黒い斑点やスジができる理由は?対処法やカビとの見分け方も解説

大根を切ると断面に黒い斑点やスジが入っていてガッカリした、なんてことありませんか?一見すると、この黒い部分はまるで虫とかカビが付いているようにも思えます。

せっかく買ってきたのに残念な気持ちになりますよね。私は、実家から届いた家庭菜園の大根に黒い斑点やスジを見つけて、困惑したこともあります。

この斑点やスジって一体何なのでしょうか?食べても大丈夫なの?と、心配になりますよね。

実は、大根の黒い斑点やスジは有害なものではなく、食べても大丈夫なのです。その正体については後で詳しくお話ししていきます。

この記事では、大根の黒い斑点やスジができる原因や出来た時の対処法、未然に防ぐ方法、大根に発生しがちな黒いカビとの見分けかたについて知ることが出来ます。

また、黒い斑点やスジが入ってしまった大根を、美味しく食べるための調理方法もご紹介します。

もし、大根に黒い斑点やスジが付いていても、これは食べられなさそう、とすぐに諦めたりしないでください。実は、この黒い斑点やスジは悪いものではないんです。

大根に黒い斑点やスジができる理由

大根に付く黒い斑点やスジには3つの原因が考えられます。

ダイコンバーティシリウム黒点病

大根を輪切りにした際に見られる、放射状の黒い斑点です。皮の下に、輪状にスジのような斑点が入っている場合もあります。

残念ながら、外観からは確認できず、切ってみないと気が付くことはできません。

これは、大根を栽培する土壌中に発生するカビによるものです。20℃から24℃といった暖かい環境で栽培された大根によく見られます。

土の中のカビが原因といっても、大根自体がカビになっているわけではないので、黒い部分も食べることは出来ます。

ただし、見た目もそうですが、食感も良くないことがあるので、気になる場合は、黒い部分だけを取り除きましょう。

青あざ症

大根の中心部分が、黒色や青緑色に変色します。これも外側の見た目だけでは判断ができません。

大根が育つ過程で、土の中が25℃以上の高温多湿の状態であったり、ホウ素という成分が不足していたりすると起こりやすい現象です。

この現象が起きた大根は、繊維が硬くなったり苦みなど味が落ちたりすることもありますが、変色した部分は食べても大丈夫です。

水晶現象

大根の断面に透明から紫色がかったスジが見られ、まるでリンゴに蜜が入ったような状態になります。ほとんどの場合、スジが入っているかどうかは大根を切ってみないと分かりません。

暖かい場所に置いておくなど、大根の保存状態があまり良くない場合に起きやすい現象です。

けっして食べられないわけではありませんが、気になる場合は黒くなった部分を取り除きましょう。

大根のカビとの見分け方

大根のカビは、表面の皮に、黒い斑点がでてきます。大根を常温のままで保管しておくと、気が付けばカビが生えていた、なんてことになるので注意しましょう。

しかし、温度や土の状態など栽培される環境によっても、黒い斑点が付くことがあります。

家庭菜園で育てた大根の場合など、「センチュウ(線虫)」という虫によって、大根の表面に黒い斑点ができることもあります。

センチュウは野菜に付く害虫ですが、人間が食べても特に問題はありません。では、大根の黒い斑点やスジを、カビとどう見分ければよいのでしょうか?

買ってきたばかりの時にはきれいな状態だった皮の表面に、日にちが経つにしたがって黒い斑点ができ始めた場合には、カビが発生している可能性が高いです。

大根は温度の高い場所での保存を避けて、できるだけ冷蔵庫に入れておきましょう。カビを生えさせないためには、もしも大根が大きければ切り分けてから冷蔵庫に入れましょう。

冬場など気温の低い時期であれば、新聞紙に包んだ状態で冷たい場所に保存することもできますが、やはり冷蔵庫の中がいちばんおすすめです。

大根に黒い斑点やスジができたときの対処法

大根の黒い斑点やスジの部分は、カビではないと判断できれば食べても問題はありません。しかし、まっ白な部分に比べると、味や食感はあまり良くないこともあります。

そういう場合は、黒くなった部分を取り除きましょう。取り除かずにそのまま食べる場合は、サラダなどの生よりも、煮物のほうがおすすめです。

黒い斑点やスジの入った大根を煮物にする場合には、最初にお米のとぎ汁で下茹ですると、気になる苦みが和らぎます。

大根の黒い斑点やスジを未然に防ぐには?

大根は、中に黒い斑点やスジが入っていても、外側からは農家さんでも判断が難しいので、スーパーなどでも普通に販売されています。

購入する際は、一本丸ごとよりも、あらかじめ小さめにカットされたものを選ぶことで、斑点やスジのないことを未然に確認することができます。

まとめ

・大根の黒い斑点やスジの主な原因は、栽培される環境や保存状態によるもの。斑点やスジは食べても問題ないが、味や食感が気になる場合は、黒い部分を取り除く。

・大根の黒い斑点やスジは、大根に発生する黒いカビとは全く別のもの。保存状態が良くない大根にはカビが発生することがあるので注意する。

・黒い斑点やスジのある大根は、煮物にすることで見た目を気にせず食べることができる。

・買い物の際には、丸ごと一本よりもカットされた大根を選ぶことで、黒い斑点やスジの入ったものを未然に防ぐことができる。

黒い斑点やスジがあると、残念ながら見た目だけでなく味や食感も落ちることがありますが、調理を工夫すれば美味しく食べることもできます。

それでもやっぱり斑点やスジが気になるという方は、お店であらかじめカットされた大根であれば、事前に断面が確認できるので安心ですね。

大根の旬は、11月から2月の寒い時期です。保存する際も0℃から5℃の低温が適しています。夏場は特に、しっかりと冷蔵庫で保存することで、カビを発生させないようにしたいですね。

いろいろな料理に使える大根は、年中手に入る便利な食材です。購入後も保存の仕方に注意を払って、最後まで出来るだけ美味しく使い切りましょう。