テレビが勝手に消える5つの原因 | 故障や寿命の可能性や対処法を紹介

テレビを見ていたら勝手にテレビが消えてしまった!という経験はありませんか。リモコンを操作していないのに、勝手にテレビが消えてしまうと、焦りますよね。

故障かな?と不安になる方が多いかと思いますが、実は、テレビが勝手に消えてしまうのは、「故障」だけが原因ではありません。

なぜなら、私も先日、突然テレビが消えてしまった時に、あることを試して、無事解消された経験があるからです。この記事では、勝手にテレビが消えてしまった時に考えられる原因と、その対象法を紹介します。

記事を読み終えると、テレビが勝手に消えてしまった時も焦らず対応することができ、また買い替えの検討が必要かもご自身で判断できるようになりますよ。

考えられる原因と対象法を紹介する前に、まずは、古典的な方法ですが、パソコンの再起動と同様に、あらゆる電源を入れなおしてみましょう!

テレビが勝手に消える原因と対処法

【原因1】プラグが緩んでいる

プラグが緩んでいることが原因で、テレビの電源が突然切れてしまうこともあります。

テレビの裏を掃除したタイミングに引っかかって緩んでしまったり、子供がテレビの裏をいじってプラグを緩めてしまったり、このように触っていなくとも長い時間が経過すると、知らぬ間に自重で緩んでしまうこともあります。

テレビが勝手に消えてしまった時には、まずプラグが緩んでいないか、テレビの裏側のプラグや緩んでいないか確認し、緩んでいればしっかりと差し込んでください。

ついでに、テレビ裏のコンセントまわりのホコリはトラッキング現象による火災の原因にもなりますので、差し直す前にはプラグ周りやコンセント周りのホコリを掃除したり、他のケーブルの緩みも確認すると良いですね。

【原因2】「省エネモード」や「無操作オフ」が設定されている

各種メーカーのテレビには、一定時間操作していなかったり、テレビの前から人がいなくなると、勝手にテレビが切れるようになってる場合があります。

主にテレビの消し忘れを防ぐことを目的に装備されている機能です。ヘアアイロンや、ホットカーペット等、最近はあらゆる家電製品に同じような自動オフ機能が備わっていますよね。

買ってきたテレビは、初期設定で自動オフになるように設定してある場合も。

そのためテレビやリモコンを操作しないまま長時間番組を見続けていたり、何か他のことをしながらテレビがつけっぱなしにした場合、この自動オフ機能が働いて突然テレビが勝手に消えてしまうことがあります。

そのほかにも、ムーブセンサー(人感センサー)機能といって、テレビをみている人の動きを検知して、一定時間、動きが検知できないと、人がいなくなったと判断して、自動的に電源をオフにする機能があるテレビもあります。

メーカーや機種によって搭載の有無や、その機能が多少異なりますが、もしテレビを買って間もない場合で、突然テレビが消えてしまうような場合には、まずこの自動オフ機能類の設定を確認してみてください。

設定時間を長めにしたり、オフにしてしまえば、突然消えて困るようなこともなくなるでしょう。

【原因3】 「ON・OFFタイマー」が設定されている

テレビが勝手に消えてしまう原因に、テレビのOFFタイマーがあらかじめ設定してある場合ががあります。

これは、〇分後や、〇時〇分になったら、電源をオフにする、という設定ができるものですが、タイマーなんて設定した覚えはないのにと思う方もいらっしゃるでしょうが、知らない間に自分以外の家族が設定していることがあったりします。

実際に、我が家の場合は、オンタイマーが知らぬうちに設定されてしまったようで、ある日突然真夜中にテレビが勝手について、完全にホラーでした。

その日は原因がわからなかったのですが、次の日もまた真夜中にテレビが付いたので、連この設定に気が付いたという経験があります。

どうやら子供がリモコンをいじって、知らぬうちに設定してしまったようです。毎日決まった時間に消えてしまうような場合には、このような機能の設定状況も確認してみてください。

【原因4】ほかのリモコンに反応している

家に複数のテレビがあり、近い距離で設置されている場合には、ほかのテレビのリモコンの赤外線に反応してしまい、消えてしまうことがあります。

このように誤作動が発生してしまうリモコンを、近くで家族の誰かが操作していたりすると、自分では何もリモコン操作していないのに、消えてしまった!という事態が起こり得ます。

また、ケースは多くないですが、壁の薄い集合住宅では、隣のお部屋のリモコン操作に反応して消えてしまう可能性があります。

テレビのリモコンだけでなく、ハードディスクレコーダーや、エアコン、照明などのリモコンでも、干渉して反応してしまうこともあります。

このようにリモコンが干渉してしまう場合には、物理的に、原因となっているテレビの設置場所やお互いの距離を離すなどの対処ができます。

また、リモコン設定で「リモコン番号」を設定することができる機種もありますので、説明書等確認してみてください。リモコン番号を設定することで、そのリモコンが他の機器に反応することを防げます。

そのほか、少々古典的と感じるかもしれませんが、干渉してしまうリモコンの電池を一度抜いて、また入れ直してみるのもかなり有効です。

消えてしまったテレビのリモコンの電池の入れ直しを試してみても問題が解消されなければ、干渉している可能性のあるほかのリモコンの電池も一度抜いて、入れ直すことを試してみてください。

 【原因5】買い替えを検討しよう!テレビ本体の基盤や内部ケーブルの故障

先に紹介した4つの原因の対処法を試しても問題が解消しない時には、テレビそのものが壊れてしまっている可能性があります。

どんな電化製品に寿命というものがありますが、テレビの耐用年数は一般的には8~10年程度と言われています。

長期間使用することで、テレビ内部の基盤やケーブルなどの部品は少しずつ劣化していきますので、電源のオンオフに関わる基盤部分が故障したり、内部ケーブルが断線したりといったことが原因で、突然テレビが消えてしまうことがあります。

内部部品の故障の場合には、素人が修理しようとしても難しいですし、プロに頼めば直せたかもしれないものに、致命的なダメージを与えてしまいかねません。メーカーや購入店に問いあわせてみてもらいましょう。

その時に、簡単な部品交換程度で済むようであれば良いですが、10年以上経過した年式の古いテレビの場合は、交換部品の在庫がない場合もあります。

また部品自体が数万円もするような箇所の場合には、修理をするよりも思い切って新しいテレビを買った方がコスト的にも良い場合があります。

テレビの買い替えの判断基準

テレビの寿命は一般的に8~10年程度と紹介しましたが、買い替えが必要か、ご自身で判断したい方のために参考となる判断基準を紹介します。

テレビが突然消えてしまう、という症状のほかに、以下のような症状が出た場合には、買い替えることをお勧めします。

画面が暗くなる、色調の異常や線が入る

テレビの画面が暗くなったり、明るさ設定をしても暗いままだったり、ひどいと真っ暗で何も映らなくなってしまった、という場合にはテレビのバックライトの買い替えのサインです。また、画面に縦線が紛れ込んだり、画面がゆがんだり、みだれたりという場合には、内部の基盤が故障している可能性が高いです。

音が出ない、ノイズが入る

音声にノイズが入ったり、ミュート設定をしていないのにまったく音が出なくなってしまったような場合には、まずイヤホンジャックにイヤホン等をさして音が出るか試してみてください。

イヤホンやスピーカー等の音声出力機器を接続すると音が出る場合には、スピーカー部分の故障の可能性が高いです。

この方法を試してみても、音が出ない場合には、内部の断線、破損等で音声信号そのものが出ていない可能性があります。

(1)(2)のような症状が出ている場合には、修理に数万円単位の費用がかかる可能性がありますので、もう数万円出せば新しいテレビを買えるような場合には、買い替える方が結果的には賢い選択と言えるのではないでしょうか。

テレビの寿命、もちを長くする使い方

テレビは高額な電化商品ですので、テレビの寿命を少しで伸ばせたら良いですよね。

普段の生活の中で、ほんの少し気を付けることで、テレビの劣化を遅らせ長持ちさせることのできるポイントがありますので紹介します。

テレビをみていない時には電源をオフにする

テレビパネルの寿命はテレビを長く見るほど次第に近づいて、最終的に故障していきます。

夜、眠っている時につけっぱなしにしていたり、見ていないのになんとなくテレビを付けっぱなしにするような習慣があると、どんどんテレビパネルが消耗し劣化していきます。テレビを見ていない時には、こまめに電源をオフにするよう気を付けてみてください。

高温多湿を避けるとともに、外部からの破損にも注意して設置する

テレビを直射日光が当たり高温になるような場所に設置していると、テレビ本体が高温となり、内部の基盤や回路の劣化を早める原因となってしまいます。

また、テレビは基本的に水分や湿気に弱い構造となっていますので、湿度の高い部屋に設置したり、結露の多い窓際に設置したり、ということが原因で、テレビ内部に水分が侵入し、故障しやすくなってしまいます。

設置場所には、直射日光を避け、水分の影響を受けにくい場所を選びましょう。

また、内部基盤等の故障だけでなく、ぐらぐらと不安定な場所に設置したことで破損したり、水をこぼしてしまったり、小さなお子様はおもちゃをぶつけてしまったり、というふう外部から破損してしまう可能性もあります。

必ず安定した場所に設置し、お子様の手の届きにくい少し高めの位置に設置する等、工夫してみましょう。

こまめにホコリのお掃除をする

テレビ裏には知らぬ間にホコリが溜まりやすい場所ですよね。ついつい、そのままにしてしまいがちですが、細かなホコリはカバーの隙間からテレビの内部に入ってしまいます。

内部に入り込んでしまったホコリは、熱がこもる原因となったり、基盤等の故障リスクを高めます。テレビ周りのホコリは乾いた布やダスター等でこまめに取り除くように気を付けましょう。

まとめ

〇テレビが勝手に消えた時は、

  • プラグが緩んでいないかをまず確認
  • 次に、「省エネモード」「オフタイマー」等の設定を確認
  • 設定に問題なければ、ほかのリモコンに反応していないかを確認
  • それでも問題が解消されない場合はテレビ自体が故障の可能性あり

〇画面や音声に異常が生じたら買い替えのタイミング

〇テレビを長持ちさせるには、

  • 見ていない時は電源をオフにする
  • 高温多湿を避ける
  • 外部からの破損にも注意
  • こまめにホコリのお掃除をする

テレビが勝手に消えてしまうと、故障だろうかと不安になりますが、故障だけが原因でないことがおわかりになったかと思います。テレビが勝手に消えてしまった時には、設定やプラグの緩み、ほかのリモコンの干渉を疑って、確認してみてください。

それでも問題が解決しなかった時には、残念ながら故障が原因の可能性が高くなってきますので、メーカーや購入店に問い合わせてみてもらってくださいね。

テレビは毎日の生活にかかせないものであるとともに、高額な電化製品ですので、少しでも長く快適に視聴できるように、付けっぱなしにしない、こまめにホコリをお手入れする等、普段から気を付けて使いたいですね。