漬物を上手に塩抜きするには?塩辛くて食べれない人のための方法4選

あなたはこんな経験、ありませんか?「漬物を漬けてみたけど、辛くて食べられない「お土産でもらった漬物が辛すぎて口に合わないけど捨てるのもなあ「塩抜きって聞いたことがあるけど、どうしたらいいんだろう?」

漬物の塩加減は作る人、作る会社によってさまざま。一般的には1%くらいが良いとされていますが、明確に基準があるわけじゃありません。

買ったのに…。作ってもらったのに…。お土産で頂いたのに…。辛くて食べられない今回はそんな悩みを解決する、「塩抜き」のやり方を4つ教えちゃいます!

水で塩抜きをやってはいけないワケ

「塩抜き」というと「辛いんだから水で薄めよう!」と思ったこと、ありませんか?

ここでは初心者がやりがちな水を使って塩抜きをしてはいけない理由をカンタンに教えちゃいます!

真水で塩抜きをすると…外は味なし、中は辛いまま、甘味まで抜けてしまい中は辛いまま…水を使うと一気に塩分が溶け出してくれるのですが、溶け出す勢いが良すぎて中の塩分が抜けないまま終わってしまいます。

なので、外は塩分のない、無味乾燥とした味。そして中はもともとの辛いまま…となってしまいます。

これではせっかくの漬物が台無しに。甘味まで抜けてしまう…真水で塩抜きしてしまうと濃度の差が大きすぎて、塩分だけにとどまらず、甘味・旨味・栄養素…色々なものが抜けてしまいます。

せっかく色々考えて浸けたはずの漬物もこれでは意味がありません。

ちなみに私はおばあちゃんにもらった白菜を水で塩抜きしたらぶよぶよの、味の薄い野菜になってしまったことがあります…。

漬物を塩抜きする方法4選

さて、塩抜きで水を使ってはいけないことがわかったところで、今回のメインである、4つの塩抜きの方法を教えちゃいます!

塩水を使う

これぞ王道!もう既に知ってるよって方も多いかも。「呼び塩」とか「迎え塩」なんて言ったりしますね!水と違って、塩水を使うことでどんないいことがあるのでしょう?

塩水で塩抜きすると、漬物と水の濃度の差が少ないため、ゆっくり塩分が抜けていきます。なので、均一に塩分が抜けます!表面も中も、ちゃんと同じ味になるということですね。

ちゃんと説明すると、濃度差による「浸透圧」を利用した原理なのです。

簡単に言うと、「濃い液体は薄い液体の方に移動する」と言うことです。浸透圧は高校で理系化学を選択すると習います。かなーーり難しい内容です。

難しい話はこのあたりでお開き。ここからは具体的なやり方を説明しちゃいます!

◯やり方

目安は200ccの水に対して小さじ半分くらい入れましょう。

少しかき混ぜて溶かしてから、漬物を入れてみてください!だいたい30分も経たないうちにある程度は抜けるので、自分の好みに合わせて調節してください♪私は半日くらいおくのがオススメです♪

2.酒+みりんを使う

ここからは意外と知らない塩抜きの方法をご紹介!まずは酒とみりんを使った方法です!酒とみりんを使うと、塩抜きした時に旨味が逃げません。

◯やり方

水200ccに対してみりん小さじ1杯、酒大さじ1杯が目安です!これをかき混ぜて、漬物を浸して半日ほどおきましょう。こうすると、旨味とコクがアップして、塩抜きもできるのです♪

3.酒粕を使う

続いて酒粕を使った方法のご紹介です!酒粕を使うと…酒粕を使うと、より濃厚な味わいになります

◯やり方

まずは酒粕をさっと洗い、あらかじめ温めておきます。

この酒粕200gに対し、酒大さじ1杯、みりん大さじ1杯、そして水大さじ1杯が目安です!これをかき混ぜて、漬物を浸し、冷蔵庫で半日ほどおくと完成。

塩抜きができている上、漬物本来の味にコクが増しています。なかなか手を出したことがないんじゃないでしょうか?

4.茶殻を使う

「塩抜きするのに、茶殻を使うの?」そう思いませんでしたか?お茶を飲み終わった後のお茶の葉っぱを使うとどうなるのでしょうか…!?

茶殻を使うと、塩水だけの時よりも旨味が逃げにくくなります。

◯やり方

ひとつめに紹介した塩水に茶殻をひとつまみ入れるだけ!目安は半日ほど浸けておきましょう。

茶殻には「タンニン」が入っているので、さらに旨味を閉じ込めてくれるのです!さらに、塩水だけの時より水っぽくならない効果もあるのです。

美味しいお茶を入れ終わった後の茶殻がこんなところにも使えるだなんて、一石二鳥ですね。

ここまで読んでくれたあなたへさらにおトクな情報!塩水はただのお塩ではなく、ミネラルたっぷりの「岩塩」を使うと、より美味しく仕上がりますよ♪

まとめ

  • 水でやると表面は薄く、中は辛いままになる
  • 塩抜きには「塩水」「みりん+酒」「酒粕」「茶殻」の4つのやり方がある!

いかがでしたか?お家の漬物が「ちょっと辛いな…」と思った時には、ぜひ試してみてください。

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